商品レビュー
3.7
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かなみ本人がなかなかでてこないから この人がなんかあるかなとは思ってたけど 魅力的な人はこういう人に狙われる可能性が高いだろうし いいことばかりじゃないのかも
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“真実を知っても、誰も幸せにはならない──けれど、こんなことは、許されない。どうすべきなのかはわかっているが、どうしたいのかが、わからない。決められない。” 作品の根底に流れるテーマが凝縮された表現だと思った。序章から終章まで、一貫して「正義とは何か」を突きつけられる。 北見...
“真実を知っても、誰も幸せにはならない──けれど、こんなことは、許されない。どうすべきなのかはわかっているが、どうしたいのかが、わからない。決められない。” 作品の根底に流れるテーマが凝縮された表現だと思った。序章から終章まで、一貫して「正義とは何か」を突きつけられる。 北見も木瀬もかなみも、その善悪はともかくとして、それぞれの正義に基づいて行動している。 対して、聡一と真壁にはそれが見えない。 揺らぎながらも自身のとるべき最善を模索する北見と木瀬、揺らぐことなく目的を遂行するかなみ、関わる相手に合わせて変容する聡一と真壁。 犯人探しや謎解きのためではなく、「あなたなら真実を伝えるか」を問いかけるため、序章から丁寧に紡がれた物語だった。 自分の正義か、相手の今この瞬間の幸福か。 もっと打算的に考えるのであれば、自己の保身、相手との関係性でどこまで自身がリスクを負えるのか。 中学時代に聡一を助けようとした木瀬の正義と、大学生になって真壁に手を差し伸べようとする木瀬のそれとの比較も興味深かった。今後、検事として働き始めたらどう変わるのか、あるいは変わらないのか。 タイトルが秀逸。 禍々しさと美しさが同居する表紙も私好み。 conclusion──── 話すなら今しかない。今話せなかったら、もう、二度と話せない。 クリーム色のワンピースを着た女性が、店内から出てきて、真壁さんにそっと寄り添うように立った。手には淡い色調でまとめた花束を持っている。花嫁のブーケだ。 真壁さんが僕のことを何か言ったらしく、彼女は僕のほうを見て、小さく会釈をした。 二人を祝福するかのような晴れた空、それすら禍々しいものに感じて、立ち尽くした。 ─────────
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ぞわっとした。 話は淡々と進むけど、最後にやられた。 読み終えた後もずっと考えてしまう。 自分なら伝えるか伝えないか。 身内なら伝えると思うけど、この距離感の友達だったら? 何も起きなければ知らないまま幸せに過ごせる気がする。でも何かの拍子で関係が壊れたら、次はもっと凄いことを仕掛けてくるかもしれない、だったら最初に伝えた方が良いのか。堂々巡りだ。 木瀬はこの後どうしただろう?何となく伝えたのではないかという気がしている。
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