商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2021/07/27 |
JAN | 9784309208336 |
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心経
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心経
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
最後が衝撃すぎて、それまでの内容が吹っ飛んでしまった! どんなふうに話が落ち着くんだろうと思いながら読み進めて、最後そうなのーー??とほんと驚いた。 訳がよいのか?読みやすかった。 切り絵が美しく、それだけでも読む価値あると思った!
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中国の五代宗教、すなわち仏教、道教、キリスト教、天主教、イスラム教の幹部クラスが集まって学ぶ宗教研修セミナーが舞台になっている。体育の授業で宗教対抗の綱引きが行われたり、試験では共産主義と宗教の関係が問われたりする。よくわからない設定の中で、政治的、打算的な行動や恋愛も繰り広げら...
中国の五代宗教、すなわち仏教、道教、キリスト教、天主教、イスラム教の幹部クラスが集まって学ぶ宗教研修セミナーが舞台になっている。体育の授業で宗教対抗の綱引きが行われたり、試験では共産主義と宗教の関係が問われたりする。よくわからない設定の中で、政治的、打算的な行動や恋愛も繰り広げられる。よくわからないなりに、面白いけれど、他の人に勧めるのは、ちょっとためらってしまう、そんな本だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中国共産党×五大宗教(仏教・道教・カトリック・プロテスタント・イスラム教)というヘビーなテーマだが軽快な文体でユーモアたっぷりに描かれておりサクサク読める。 宗教でさえも共産党をトップとした権力争いに絡め取られ、もはや神々は認知症を患っており人々を救えない…という結末はある種予想通りではあるが、この状況下でこの結末を描ききる著者の凄みに圧倒される。 主人公の18歳の尼僧と20代の若い道士が翻弄される様子は非常に痛々しく読み進めるほどに辛くなるが、だからこそ最後に神はもう人間を救えないという悟りに説得力がある。 翻訳版がまっさきに刊行されるのは日本で、著者あとがきにも日本ではより多くの人が共感してくれたらとあるが、日本でも、もはや信仰は物語の上でしか成り立たないという点など共感できる部分は非常に多いのではないかと思う。 多神教文化である日本と、欧米圏では綱引きシーンやラストのマンション神様大集合の場面はきっと感じ方が大きく異なるのではないかなと思う。(一神教文化で見たときのこの場面の強烈さを味わってみたかったなと笑)
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