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「探偵小説」の考古学 セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで
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「探偵小説」の考古学 セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで

レジス・メサック(著者), 池田潤(訳者), 佐々木匠(訳者), 白鳥光(訳者), 石橋正孝(監訳)

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「探偵小説」の考古学 セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2021/07/16
JAN 9784336070906

「探偵小説」の考古学

¥9,680

商品レビュー

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2022/12/15

この本は二段組700頁の本なので読むにはなかなか骨が折れるとは思いますが探偵小説の歴史、定式を知るにはオススメの文献です。探偵小説の古典的教養を得るのに大いに役立つこと間違いなしです。 映像学科 4年

Posted by ブクログ

2021/12/08

1929年にフランスで博士論文として書かれた探偵小説論。 「探偵小説」というと、ポーに始まり…みたいな話かと思いきや、そんなレベルの話ではなく、「探偵小説」が成立する以前に遡り、古代ギリシャ文学(オディプス王とか)や千夜一夜物語、中世の文学を経て、18世紀・19世紀の文学へと脈々...

1929年にフランスで博士論文として書かれた探偵小説論。 「探偵小説」というと、ポーに始まり…みたいな話かと思いきや、そんなレベルの話ではなく、「探偵小説」が成立する以前に遡り、古代ギリシャ文学(オディプス王とか)や千夜一夜物語、中世の文学を経て、18世紀・19世紀の文学へと脈々と受け継がれてきた謎と論理、恐怖にロマン、冒険、悪漢小説に刑事小説…といった数々の物語が科学的思考と相俟って、ポーにより「探偵小説」として成立し、シャーロック・ホームズが誕生するに至っ――という過程を解き明かしていく長大な論文でした。 今回、タイトルが「考古学」となってるんですが、元の論文のタイトル『「探偵小説」および科学思考の影響』の方が、本文の内容は言い表せているような気がします。(本のタイトルとしてはキャッチーじゃないのでこうなったんでしょうが) 筆者の個人的感想(主張)を声高に織り交ぜながらの文章で、力作でついていくのがやっとでした。(これを翻訳された方々、ホント凄い労力だったと思います) ガボリオやコリンズ、デュマぐらいまでは出てくるのもまぁ分かるんですが、ボードレールやバルザック、ゲーテまで入ってくるともはや探偵小説史というより、文学史で、そこらへん既読の人じゃないとこりゃあ内容についていくのも大変だぁって濃度で凄かったです…。

Posted by ブクログ

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