商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2021/07/14 |
JAN | 9784299018748 |
- 書籍
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WHO IS BANKSY? 覆面アーティストバンクシーの正体
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WHO IS BANKSY? 覆面アーティストバンクシーの正体
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商品レビュー
4.7
4件のお客様レビュー
バンクシーの匿名性というのは、未来を予告するものだと思う。 つまり、メタ世界のスーパースターが、一足早く、ここにやってきて暴れまくってる、ということだ。 the walled off hotel に心が震えた。 46 Banksy's Rat 奴らは許可なしに生存す...
バンクシーの匿名性というのは、未来を予告するものだと思う。 つまり、メタ世界のスーパースターが、一足早く、ここにやってきて暴れまくってる、ということだ。 the walled off hotel に心が震えた。 46 Banksy's Rat 奴らは許可なしに生存する。奴らは嫌われ、追い回され、迫害される。奴らはゴミまみれで、絶望のうちに粛々と生きている。そしてなお、奴らはすべての文明を破滅させる可能性を秘めている。 51 今日のブリストル市民の間には、奴隷制の歴史とともに、それに対する反抗の精神がリアリティをもって受け止められていると言えるだろう。 58 バンクシーは2005年8月、パレスチナを訪れ、ヨルダン川西岸地区の分離壁に9枚の作品を残した。 バンクシー自信、パレスチナを訪れ、その実態を目撃するまでは、この問題を知らなかったと告白している。 72 世界一眺めの悪いホテル 74 このホテルは、パスレチナ問題の根本を作ったイギリスによるバルフォア宣言から、ちょうど100年目にオープンした。 76 イギリスによる三枚舌外交が問題の根源 80 アメリカのイラク侵略戦争 ブッシュ馬鹿ボンボン大統領と仲良しゴッコしていたザコ小泉純一郎政権下において、アメリカ支持を表明。 自衛隊を派遣するため、イラク特措法を制定し、アメリカのイラク侵略戦争に深く加担してゆく。 2003年3月20日、首都バグダットの空爆を開始。 劣化ウラン弾やクラスター爆弾などいわゆる非人道的な兵器が大量に投入された。 翌月にはバグダット市内に突入し制圧、フセイン政権は崩壊した。 5月1日には、ブッシュ大統領は勝利宣言。 潜伏を続けたフセインは同年12月に拘束され、翌年12月、イラク高等法院によって死刑判決を受け、直ちに処刑された。 だが、戦争の原因となった大量破壊兵器は見つからず。 2011年2月16日ガーディアン紙に 大量破壊兵器の開発情報は、捏造だったという、亡命イラク人男性の証言が掲載された。 大量破壊兵器は、現在に至るまで発見されていない。 96 監視カメラはグラフィティの天敵 イギリスでは2012年ロンドンオリンピック前後、テロ対策などの名目で、監視カメラの設置台数が急速に増え現在では約600万台。 What are you looking at? SNSについて なんで、みんな自分のプライベートな生活を事細かに公にするのか、全然わからないね。Bnaksy Laugh Now 114 マイケル・ブルームバーグ市長(当時)はニューヨーク市警に対し、バンクシーが絵を描いているところを発見した場合には、すぐに摘発するように指示を出した。 だが、期間中、警察への苦情や被害届などは1件も出されなかった。
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都市は誰のものか?(65頁)が考えさせる章でした。グラフィティ・アートは土地建物の所有権を侵害するといわれ、所有者であれば、街の従来の景観から気に入らないものを排除し構造物を建て、富裕層の消費を促すような広告を出すことが許される。都市の公共性や調和、街に出るみんなの心地良さはどう...
都市は誰のものか?(65頁)が考えさせる章でした。グラフィティ・アートは土地建物の所有権を侵害するといわれ、所有者であれば、街の従来の景観から気に入らないものを排除し構造物を建て、富裕層の消費を促すような広告を出すことが許される。都市の公共性や調和、街に出るみんなの心地良さはどう共有されるべきなのか。街を歩いて場の好き嫌いを意識的に感じ取らないといけないなと思いました。
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何かと話題のバンクシー。そういえばまとまって作品を見た事がなかった。版も30×21cmと大判で、多くの作品が紹介されていてとても楽しめた。 あの落札とともに裁断が始まった作品の写真が冒頭に載っていたが、機械が途中で故障して裁断は途中で止まったそう。下に出てきた裁断を見ると、わり...
何かと話題のバンクシー。そういえばまとまって作品を見た事がなかった。版も30×21cmと大判で、多くの作品が紹介されていてとても楽しめた。 あの落札とともに裁断が始まった作品の写真が冒頭に載っていたが、機械が途中で故障して裁断は途中で止まったそう。下に出てきた裁断を見ると、わりと幅広で、そのまま取り出せば上半分はそのままだし、原型は楽しめたのではないか。(2018.10月のロンドンでのオークション、約1億5000万円で落札) ○バンクシー傑作選、 バンクシーの主な作品は型紙を用いるステンシル。「風船と少女」はロンドン各地に壁や塀に描かれたがすべて現存しない、とある。裁断作品はこのモチーフの限定プリント作品。少女は風船をとろうとしているのか、手放してしまったのか。「THERE IS ALWAYS HOPE」の文字が壁に。 ○バンクシーとは誰か? 1974年、ブリストルに生まれる。ブリストルは19世紀、三角貿易の港として栄え、奴隷黒人の暗黒の痕跡が今なお残るという。こういう背景はバンクシーの活動に無視できないという。 1999年頃からロンドンへ。次第に政治的メッセージを強く表現しはじめる。「ネズミ」の意味するもの・・「もし、君が誰からも愛されず、汚くて取るに足らない人間だとしたら、ネズミは究極のお手本なのだ」 2005年、パレスチナを訪れ、パレスチナ問題に出会い、世界を中心に表現活動を始める。 ・バンクシーの正体?一説には同じブリストル出身バンド、マッシブ・アタックのロバート・デル・ナジャではないか? と言われる。が最有力はブリストル出身で、私立の中等学校ブリストル・カテドラル・クワイア・スクールの元生徒ロビン・ガニンガムではないかとの説。 ○バンクシーの主張、 反戦活動:パレスチナ問題 「花束を投げる男」(この本の表紙にも) パレスチナでのイスラエル占領に対しての民衆が投石した蜂起・インテファーダーを描く。投擲姿勢だが石ではなく花を持たせる。ベツレヘムのベイト・サファーの建物の壁に描かれ、高さ6mの巨大な壁画。 反戦活動:イラク戦相、シリア内戦 反資本主義:反テーマパーク 歪んだディズニーの残骸を並べた「ディズマランド」これはかなりブラックな衝撃。2015年夏、5週間限定でオープン。場所はバンクシーが子供の頃は活気があったはずのブリストルからほど近い、今はさびれたリゾート地、ウェストン=スーパー=メア。dismalとは憂鬱なという意味。 反資本主義:消費社会 反資本主義:現代美術マーケット これが裁断オークション 現代社会批判:人種差別 現代社会批判:監視社会・情報化社会 現代社会批判:新型コロナウイルス ○バンクシーの作品と展覧会 ○バンクシーと音楽 ブラーの「THINK TANK」(2003)のジャケット 2021.7.28第1刷 図書館
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