商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 花伝社/共栄書房 |
発売年月日 | 2021/07/05 |
JAN | 9784763409751 |
- 書籍
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「八月ジャーナリズム」と戦後日本
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「八月ジャーナリズム」と戦後日本
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戦後日本の戦争記憶に決定的な影響を与えた「8月ジャーナリズム」について、テレビ・ドキュメンタリーという観点から網羅的に追いかけた労作。過去の関連番組のデータベース的な意味もふくめ、勉強になった。第6章で2000年代以降の戦争報道ドキュメンタリーに触れつつ、データの利活用やAIに...
戦後日本の戦争記憶に決定的な影響を与えた「8月ジャーナリズム」について、テレビ・ドキュメンタリーという観点から網羅的に追いかけた労作。過去の関連番組のデータベース的な意味もふくめ、勉強になった。第6章で2000年代以降の戦争報道ドキュメンタリーに触れつつ、データの利活用やAIによるカラー化などの最新技術を使った番組作りが試みられているが、一方的な「受難」「被害」の語りがくり返されているだけなら「新しい革袋に古い酒を盛っている」に過ぎない、という指摘は重要。 だが、このテーマにかんする基本的な議論の枠組みを更新するような内容ではなかったことも事実。1970年代、1990年代という画期が改めて確認されたものの、議論の流れとしては、既知の動向がテレビ・ドキュメンタリーでも確認できた、というだけでしかない。 おそらくこれは、大量のデータを扱ったゆえのトレードオフかも知れない。多くのコンテンツを検討対象に含めるほど、それをまとめる枠組みも大きくなりがちで、そうなると個々の作品やコンテンツの細部に目を向けることが難しくなる。 筆者は個々の番組の詳細な内容分析には立ち入らない、というスタンスを取ったので、よけいに既知の枠組みの外には出づらくなっているように感じられる。
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日本の敗戦を敗戦後からマスメディアがどのように報道してきたかについてのジャーナリストであった本人の視点でみた資料である。 政経研究という大学の紀要を集めたものと書下ろしがいくつかある。 ジャーナリズム研究をするにはいいかもしれない。あるいはメディアリテラシーで8月15日につい...
日本の敗戦を敗戦後からマスメディアがどのように報道してきたかについてのジャーナリストであった本人の視点でみた資料である。 政経研究という大学の紀要を集めたものと書下ろしがいくつかある。 ジャーナリズム研究をするにはいいかもしれない。あるいはメディアリテラシーで8月15日についてのニュース報道を分析する学習としては基礎的な資料として役立つのかもしれない。
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