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俗語百科事典
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俗語百科事典

米川明彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝倉書店
発売年月日 2021/07/01
JAN 9784254510683

俗語百科事典

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2021/12/29

俗語はなぜか興味を持ってしまう。俗語研究をしている著者による今回の本。俗語とは何かから始まり、特定の集団が使う俗語、消えた俗語など興味深い。 俗語は、話し言葉であり、改まった場所では使えない、語形の音が濁音で汚い、荒い、意味や用法が問題といった定義をしている。 ...

俗語はなぜか興味を持ってしまう。俗語研究をしている著者による今回の本。俗語とは何かから始まり、特定の集団が使う俗語、消えた俗語など興味深い。 俗語は、話し言葉であり、改まった場所では使えない、語形の音が濁音で汚い、荒い、意味や用法が問題といった定義をしている。 俗語を使う目的は強く表現する、和らげる、親しむ、笑う、進める、隠す、忌むためと著者は考えている。 集団語から一般語になった俗語では、今でも見聞きする言葉が載っている。「ネタ」はタネの倒置で、江戸時代から使われている。香具師用語から一般語になった。寿司屋、寄席楽屋、警察、新聞業界などにも入ったもっともらしい一般化した俗語だった。言葉には意外な由来があるものだ。 「カツアゲ」は、不良少年用語から一般語になった俗語だ。「カツ」は「恐喝」の「喝」、「アゲ」は「巻き上げる」から来ている。カツアゲとは無縁の人生がいいなあ。 今も残っている俗語もあれば消えた俗語もある。その中には外国語もどきもある。クイズ番組で出題するのにぴったりだ。具体例を見ていると、デーブ・スペクターか村上ショージが言いそうな俗語もある。 例えば、シリニシークだ。その心はかかあ天下だった。ハイツルリーはハゲ頭、ヨクナークは赤ちゃんだった。 俗語の世界は奥が深いなあ。笑えるし、寒くもなるなあ。

Posted by ブクログ

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