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パパラギ 児童書版
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パパラギ 児童書版

岡崎照男(訳者), 早川世詩男(絵)

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パパラギ 児童書版

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学研プラス
発売年月日 2021/07/01
JAN 9784052054198

パパラギ 児童書版

¥1,430

商品レビュー

3.9

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2023/07/18
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文明社会への批判を込めた、南の島ツイアビの目から見た文明人たちの世界。 木も、青い空も、さわやかな風もない、たくさんの石の箱が立ち並ぶ中で暮らし、丸い金属と強い紙を集めることに固執し、新しい物を次々と作り出しては自分のものにすることを望む。 でも、「いったいだれが私たちより豊かだろう。だれが自然の大きな力が作った物を、私たちよりたくさん持っているだろう。見回してごらん。遠く、空と海がひとつになるところまで、すばらしい物に満ち溢れているではないか。(略)これらの物の上に、もっとたくさんの物を、どうして作らなければならないのか。自然の大きな力が作ったすばらしい物があるのに」。 「私たちは自然の大きな力からたっぷりいただいた美しい喜びで、じゅうぶんに満足している。自然の大きな力は、私たちが迷わないように、光で道を照らしてくれる。自然の大きな力が照らす光。それは愛しあう心、あいさつをいっぱいたくわえた心のことである」。 ただ、教育や知識に関しては、ここまで否定されるべきではない、と思う。詰め込み式で学ぶことには同意するが、本来、自然に沿った生き方を基本にした知識は、生活を助けることになったはずだ。 お金に支配されるのではなく、助け合い、分かち合いをしつつ、仕事をしていくことが、喜びや幸せに繋がっていくはずなのに。 これが最初に書かれたのは、第一次世界大戦直後のことだそうだ。 欧米人たちが南洋諸島に進出し、文明をと兵器で島々を植民地化していった頃のこと。島民たちを愚かだと決めつけ、自分たちの価値観を押し付けていった。 でも、今、地球はどうなっている?  文明社会は何を手に入れて、どこに向かっているだろうか? 本当に豊かなのは、どういうことか。 本当に幸せなのは、どちらか。 今こそ、考えさせられる。

Posted by ブクログ

2023/05/24

「パパラギ」の児童書版。 サモアのツイビアが文明社会に疑問を抱く。 ほのぼのとしたイラスト。 あらゆる価値感を見直す出来事があった後だからこそ、もう一度考えたい。

Posted by ブクログ

2022/09/06

 読みやすく書かれた本は、読みやすいというその一義だけでもう評価すべきものがあると思うのです。  しかもイラストも内容を補完していて、目でも染み込みやすい。  自分たちの価値観や視点が、自分が置かれている環境や政府の立ち位置にどれほどにか左右されているんだろうという事を教えてくれ...

 読みやすく書かれた本は、読みやすいというその一義だけでもう評価すべきものがあると思うのです。  しかもイラストも内容を補完していて、目でも染み込みやすい。  自分たちの価値観や視点が、自分が置かれている環境や政府の立ち位置にどれほどにか左右されているんだろうという事を教えてくれる本です。  でも、逆に自分の持っている視点が切り替わらないと、この本の面白さは気付かれにくいようにも。  読みやすい本だけれど、掘り下げるたびにもっと違う景色が見える。そんな本なように思います。

Posted by ブクログ

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