商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2021/06/25 |
JAN | 9784562059331 |
- 書籍
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地図とデータで見る軍事戦略の世界ハンドブック
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地図とデータで見る軍事戦略の世界ハンドブック
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
これぞファクトフルネス。この「地図とデータで見る」シリーズは「世界の今」を考える時の土台として活用しやすい。
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主にフランス戦略研究財団(FRS)の研究員らによる、タイトルの通り地図とデータをふんだんに用いた軍事論文集。「戦略、原理、手段」として軍事の基礎、「プレーヤー」では欧米やロシア、中国の軍備や特性を解説している。そのうえで、「危機・緊張」では現在の紛争地域や将来的に軍事衝突が起き...
主にフランス戦略研究財団(FRS)の研究員らによる、タイトルの通り地図とデータをふんだんに用いた軍事論文集。「戦略、原理、手段」として軍事の基礎、「プレーヤー」では欧米やロシア、中国の軍備や特性を解説している。そのうえで、「危機・緊張」では現在の紛争地域や将来的に軍事衝突が起きる可能性の高い地域と当事者や各国の軍がどうかかかわっているかの概要を述べている。「未来の戦争」は少し毛色の異なる内容で、気候変動が紛争の原因となりうるかの検討、テクノロジーがもたらす変化を予測している。 ロシアによるウクライナ侵攻前に書かれたものなので黒海周辺についての言及はなく、当時の関心ごとである中東およびアフリカ北部、すなわちジハード・テロに関連する地域の動向に注目した内容となっている。日本については総論で軽く触れられている程度。RSの研究員らによるものなので主に欧米の視点、欧米に近い場所が話題の中心となっているため仕方がない。ただ、中国、北朝鮮については決して無関心ではなく、両国の台頭について要所要所でで言及するだけでなくメインに据えた論文も掲載されている。
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ロシアによるウクライナ侵攻に終りが見えてこない。 ウクライナ以外にも、シリアなど紛争がおこっている地域がある。 今回の本は2019年にフランス戦略研究財団(FRS)副所長が書いた。日本語版は2021年に発行された。 海外の情報はアメリカ発のものが圧倒的に多...
ロシアによるウクライナ侵攻に終りが見えてこない。 ウクライナ以外にも、シリアなど紛争がおこっている地域がある。 今回の本は2019年にフランス戦略研究財団(FRS)副所長が書いた。日本語版は2021年に発行された。 海外の情報はアメリカ発のものが圧倒的に多いので、アメリカ以外の情報にも触れておくのもいいかと思い、読んでみた。 「戦争への永遠の回帰」とはじめに書いている。 2017年時点で紛争中の22か国が載っている。インドとパキスタン、シリア、ソマリアなど想像がつく地域が多い。 シリアのように大国による代理戦争で長引く場合もあり、和平への道は果てしなく遠い。 21世紀の戦争といえば、サイバー攻撃だ。フェイクニュースを流して自分たちの都合の良い情報を流す。 インフラを攻撃して遮断したり、暗号資産盗み取るようなケースもある。 フランス軍は20万人中、およそ3万人が、常駐またローテーションでフランス国内と世界各地に配備されている。 紛争介入が国外活動の主な任務となっている。 戦争の未来に関して「気候変動戦争」についても言及している。 気候変動が、ある国々の不安定さを増幅する効果をもちうると発言するのは不条理ではないが、必ずしもそれが紛争の数を増すことにはならないのであると著者は見ている。
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