真夜中のちいさなようせい ポプラせかいの絵本

シン・ソンミ(著者), 清水知佐子(訳者)

• 販売会社／発売会社: ポプラ社
• 発売年月日: 2021/06/16
• JAN: 9784591170298

商品レビュー

2021/10/09

東洋画家の絵と文。線と色味が良いです。濃い緑の掛け布団と大きな花柄のまくらカバーが目をひきます。ピーターパンはこんな話だったかなと思いました。大人になると忘れてしまう存在だけれど、子どもを通して思い出したときまた会える。

2021/08/19

熱を出した男の子を看病するママがウトウトし始めた頃、枕元で声がしました。
小さな妖精がうろうろ。ママの代わりにぼくの看病をしてくれるって。
しかも、ママのことをよーく知っているみたい。

〇韓国の伝統の衣裳がおさえた色ながら、鮮やかで美しい。
〇お母さんと子どもが仲良しだからこその、エピソード
〇大人読者は子どもの頃の友だちを思い出すかな？

2021/06/20

韓国の画家シン・ソンミによる絵本。
解説によるともともと描いていたちいさな妖精を描いた絵のシリーズをもとに絵本にしたみたい。
熱で臥せっている息子と看病する母親。母が看病疲れでうたた寝してしまうと、そこに小さな妖精たちがやってきて息子を看病してくれるという内容。
とりたててドラマティックな展開があるわけではなく、細かなディティールを絵で魅せていくというタイプの絵本で眺めているだけで多幸感が溢れてくる。
続編もあるみたいなので、そちらの翻訳も出してほしい。