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宿で死ぬ 旅泊ホラー傑作選 ちくま文庫
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宿で死ぬ 旅泊ホラー傑作選 ちくま文庫

アンソロジー(著者), 半村良(著者), 都筑道夫(著者), 小川洋子(著者), 遠藤周作(著者), 福澤徹三(著者), 坂東眞砂子(著者), 小池壮彦(著者), 山白朝子(著者), 恩田陸(著者), 綾辻行人(著者), 北野勇作(著者), 朝宮運河(編者)

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宿で死ぬ 旅泊ホラー傑作選 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2021/06/14
JAN 9784480437464

宿で死ぬ

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商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2024/08/01

豪華作者陣…背筋がゾッとするお話たちでした。 タイトルで既読だ、と気づいたのはラストの1作のみ、読み始めたらもう3作既読でした。初読の気分でしたが。。 温泉宿、ホテル…国内国外、どこともしれない宿。遠藤周作、坂東眞砂子、山白朝子、北野勇作、半村良、小川洋子の作品が好きでした。 ...

豪華作者陣…背筋がゾッとするお話たちでした。 タイトルで既読だ、と気づいたのはラストの1作のみ、読み始めたらもう3作既読でした。初読の気分でしたが。。 温泉宿、ホテル…国内国外、どこともしれない宿。遠藤周作、坂東眞砂子、山白朝子、北野勇作、半村良、小川洋子の作品が好きでした。 こう並べられると、明るいうちから恐ろしいし、夜に怪異がないのは小川さんだけだ。ずっと薄気味悪くて良いです。 「洋菓子屋の午後」も「原稿を風呂敷に包んで持ち歩くママの話」も再読しようっと。

Posted by ブクログ

2024/07/17

 ホテルや旅館にまつわるホラーの短編小説で編まれたアンソロジー。同じ編者による『家が呼ぶ 物件ホラー傑作選』が先に編まれているようだが未読。血みどろスプラッター系とか、イヤミス系の作品は入っていないので、心地よく読み進められた。旅の随筆風に語られ、異国での怖かった体験を二つ並べた...

 ホテルや旅館にまつわるホラーの短編小説で編まれたアンソロジー。同じ編者による『家が呼ぶ 物件ホラー傑作選』が先に編まれているようだが未読。血みどろスプラッター系とか、イヤミス系の作品は入っていないので、心地よく読み進められた。旅の随筆風に語られ、異国での怖かった体験を二つ並べたあとに国内での体験をじっくりと聴かせる語り口が巧みな遠藤周作「三つの幽霊」、本書の中ではおどろおどろしい方の作品ではあるが、とてもサービスの悪い旅館の描写がユーモラスでオチもひねりが効いている福澤徹三「屍の宿」、おさななじみとの、あの世とこの世との再会が湯煙り越しに描かれる山白朝子「湯煙事変」、売れない役者が自らの存在意義を自問自答しているうちに作品のなかに埋もれていく北野勇作「螺旋階段」、かつての知人がこの世に遺した悔いに同情したのが終わりの始まりな半村良「ホテル暮らし」、ひなびた温泉宿の、人のまばらな深夜の大浴場の描写がとてつもなく素晴らしい(そして怖い)都筑道夫「狐火の湯」がよかった。怖い話というのも色々あるけど、わたしは、人の心を失っていない者たちの話が好き。冷酷な殺人鬼とかは現実だけでたくさん。

Posted by ブクログ

2023/06/02

旅先の情緒も怪談もそれぞれ別個に好きなので、両者が一体となった一冊なんて夢みたい!と思って手に取った本。 ネットの小話とか、YouTubeで散見される軽い実話怪談みたいな内容ではなく、しっかり「作品」としての怪談が多数収録されていて読み応えがあった。逆に言うと、作品になってしま...

旅先の情緒も怪談もそれぞれ別個に好きなので、両者が一体となった一冊なんて夢みたい!と思って手に取った本。 ネットの小話とか、YouTubeで散見される軽い実話怪談みたいな内容ではなく、しっかり「作品」としての怪談が多数収録されていて読み応えがあった。逆に言うと、作品になってしまっているが故に「雰囲気を味わう」アートのような作品も多く(恩田陸「深夜の食欲」や北野勇作「螺旋階段」など)、「いや、もっとこう、ちゃんとした怪談を味わいたいんだよ」という気持ちにもなった。 個人的に好みだったのは巻頭を飾った遠藤周作「三つの幽霊」。舞台も、フランスやら日本やらで楽しかったし、そして怖かった。 都筑道夫「狐火の湯」も、秘湯の雰囲気がよく出ていて良かった。すごく面白かった、というわけではないのだが、なんだか妙に冷え冷えとしたものが読後に残った。

Posted by ブクログ

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