拙者、妹がおりまして(1) 双葉文庫

馳月基矢(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2021/06/10
• JAN: 9784575670585

商品レビュー

2025/11/18

本所で手習所を営む勇実と
六つ下の妹・千紘の兄妹
隣の道場の跡取り息子・龍治。
幼馴染のこの三人を中心に
身近に起こるちょっとした出来事を描く
市井の人情話…という感じです。

うん、なんか、かわいい( ＾∀＾)
能ある爪を隠した鷹の兄ちゃんは
教え子にも心配りする善い人だけど
両親なきあと育てた妹には頭が上がらない。
龍治も気持ちのいい若侍で
勇実が解いた謎をもとに
龍治が動くって感じの話もあったし。

これが一巻目なのですが
わりと話運びが好みだったので
そのうち続きも読んでみよう。

2025/09/01

ちゃんと面白かったよ。
しゃきしゃきした千紘とのんびりした勇実。登場人物が分かりやすく、頭に浮かびやすくてよかった。兄妹がお互いに言いたいこともあるけれど、きちんと大事に思ってるのがいいな。

2025/07/08

しっかり者で、ちゃきちゃきの妹、千紘と、
のんびり屋で、書物を読んでいれば幸せな、手習い
師匠の兄、勇実、そして、隣の県道道場の
息子、龍治、この三人のわちゃわちゃとした
青春物語、といったところか。

兄の性格を受け入れてはいるが、「もっと、しっかりして」
と、お尻を叩く千紘の、少々、押しつけがましいところが、
気にはなるが、物語における役割なんだろう。

後半、勇実をお役目に引き込もうとする尾花が
登場したあたりから、きな臭くなってきて、
俄然、面白みもましてきた。