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チバニアン誕生 方位磁針のN極が南をさす時代へ ポプラ社ノンフィクション 科学
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チバニアン誕生 方位磁針のN極が南をさす時代へ ポプラ社ノンフィクション 科学

岡田誠(著者)

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チバニアン誕生 方位磁針のN極が南をさす時代へ ポプラ社ノンフィクション 科学

1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2021/06/09
JAN 9784591170342

チバニアン誕生

¥1,650

商品レビュー

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2023/12/24

最初は、専門用語が多くて難しいなと思ったけど、「何でかな?」と考えながら読むようにしたら、おもしろかった。文章自体は、読みやすい。 理科で地層について習ったときは、実験もないしつまらないなと思った。でも、この本でいろいろな研究を知ったら、地層も本当はおもしろいということがわかった...

最初は、専門用語が多くて難しいなと思ったけど、「何でかな?」と考えながら読むようにしたら、おもしろかった。文章自体は、読みやすい。 理科で地層について習ったときは、実験もないしつまらないなと思った。でも、この本でいろいろな研究を知ったら、地層も本当はおもしろいということがわかった。方位磁針のN極が南をさす時代があったなんて驚き! それから、ぼくは、大学のことはよく知らないけど、唯一自然(人間も含む)が研究対象なのが理学部というのは、すごい。理学部が気になる。(小6)

Posted by ブクログ

2022/01/18

「チバニアン」 初めて聞いた時は変な名前だと思ったし、ふざけているのかと思った。「〜〜ニアン」が国際的に認められた正しい地質区分を指すことなんて知らなかった。区分された時代の代表的な地質を示す基準であり、日本の土地で認められたのは初めてで、地質学上でも快挙らしい。おめでとうござい...

「チバニアン」 初めて聞いた時は変な名前だと思ったし、ふざけているのかと思った。「〜〜ニアン」が国際的に認められた正しい地質区分を指すことなんて知らなかった。区分された時代の代表的な地質を示す基準であり、日本の土地で認められたのは初めてで、地質学上でも快挙らしい。おめでとうございます。 氷期に100m海水面が上がり、間氷期に100m海水面が下がることも知らなかった。いまは間氷期で海水面が下がっているので、千葉県が存在するらしいけど、どのみち数万〜数十万年後には千葉県はまた水没しているんだな。関係ないけどいまの文化の発展で人類が地表で繁栄できるのって長くてあと1500年くらいなのかなと思ったりした。

Posted by ブクログ

2022/01/13

2020年1月に誕生した「チバニアン」という時代。 それは私が思っていた以上に、驚愕すべき事態であり、ものすごい奇跡の積み重ねによって誕生したことを、まざまざと実感いたしました。 チバニアンとは、46億年の地球の歴史のうちの、「77万4000年前~12万9000年前」の時代の名...

2020年1月に誕生した「チバニアン」という時代。 それは私が思っていた以上に、驚愕すべき事態であり、ものすごい奇跡の積み重ねによって誕生したことを、まざまざと実感いたしました。 チバニアンとは、46億年の地球の歴史のうちの、「77万4000年前~12万9000年前」の時代の名前(千葉時代を意味する世界共通のもの)で、116ある地球の年代の中で、日本が入るのは初めてです。 そして、その地層の中には、最後の地磁気逆転(地球のN極とS極がひっくり返ったこと)の痕跡(松山─ブルン逆転境界)があり、それが多く残っていたのは、伊豆半島の衝突のおかげかもしれません。 その他にも、花粉化石が見つかった原因は、かつて房総半島の半ばと三浦半島の先端がつながっていたことや、チバニアンの地層が連続的な泥岩層であったことや、古期御嶽山が降らせた火山灰や、上総層群の堆積速度が速かったこと等、これらの要素が全て合わさって誕生したのが、チバニアンだということで、その過程にはロマンを感じます。 また、それ以外にも、ネアンデルタール人と現生人類が共に暮らしていたことや、氷期─間氷期のサイクルが延びたこと、兵庫県の玄武洞で発見した地磁気逆転のことを、なかなか認めてもらえなかった松山基範博士の存在、江戸時代に全国各地で観測されたオーロラのこと等々、チバニアンから派生して得た知識も多くありました。 それから、二度の締め切りの延期があった中で、精神的に疲弊しながらも、意志を曲げずにチバニアン承認を勝ち得た、著者の岡田誠さん率いる、千葉セクションGSSP代表チームの国際レースの過程(約7年もの間ですよ。これは長い)は、ドキュメントならではの、熱い思いと感謝の気持ちでいっぱいでした。 実際に承認されたその場所が、かつては1000メートルもの深い海の底だったということに、途方もない時間の距離を感じられて、茫然とさせられます。 地層には様々な情報が積み重なり、時間の流れが分かるタイムマシンというのも納得です。 そのかつての海底を想像すると、約77万年の歴史の重みや素晴らしさを感じられそうで、いつか行ってみたいです。小湊鉄道も素朴で好きだし、養老渓谷の温泉もまた行きたいし。 まあ、今の情勢ではすぐには無理でしょうね。 ちなみに、本書は児童書なのですが、私のように、理系が苦手だった人間には、かえってちょうど良い分かりやすさになっているので、大人の方にもおすすめです。

Posted by ブクログ

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