DRAGON QUEST ダイの大冒険(新装彩録版)(23) 愛蔵版

稲田浩司(著者), 堀井雄二(監修), 三条陸(原作)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2021/07/02
• JAN: 9784087925821

商品レビュー

2021/09/02

最後に戦うのはダイとポップ。物語の出発点に戻った。ポップがこれほど頼もしいキャラになるとは想像できなかった。

2021/07/09

リアルタイムで読了済み。

あらすじ
バーンの肉体から抜けたミスト。
攻撃してきたマァムを絡めとり、肉体を支配する。
その強さは皆を圧倒するに充分だった。
マァムを傷つけないよう、アバンが空の技で攻撃するものの、すんでのところでミストは抜け出す。
最終的な支配対象に選ばれたのはヒュンケルだった。
精神の奥深くに潜り込まれ、魂を砕かれようとするとき、集中させた光の闘気でミストを消し飛ばした。

真・大魔王バーンにダイは初手で自身が繰り出せる最大の技であるギガストラッシュをぶつける。
だが、天地魔闘の構えをとったバーンに攻撃は防がれ、逆に深手を追わされてしまう。
わずかに手のひらに残る傷を見つめるバーン。
なぶるようにダイを呪文で攻撃するバーンを、ノーマークだったレオナが切りつける。
隙をついて切れば刃は届くのだと鼓舞する。
バーンの逆鱗に触れたレオナは、第三の目の力で、瞳と呼ばれる宝玉に閉じ込められてしまう。
再びダイをなぶるバーン。
渾身の手刀であるカラミティエンドが繰り出されたとき、援軍の救援が入った。
第三の目がきらめき、戦力の乏しいものを瞳へと変える。
残ったアバン、ヒム、ラーハルトは突撃。
ポップはダイを抑え、天地魔闘の構えを攻略する糸口を探す。
深手を受けたアバンはポップに指揮を託し、瞳へ。
ポップは天地魔闘の構えを読みとき、攻略するには三動作後の硬直を利用するしかないと看過する。
カラミティウォールの攻撃が迫るなか、ヒムとラーハルトは命をぶつけるが如くの突撃で血路を切り開こうとする。
ポップの挑発を受けて、再びバーンが天地魔闘の構えを取ったところで締め。

ミストとの最終的な決着。
真・大魔王バーンと、天地魔闘の構えの絶望的な強さが描かれる。
希望はまだ見えないが、あがき続けるさまが悲壮感を募らせる。

印象的なセリフ
「…やりすぎてしまうかもしれん」