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ある北朝鮮テロリストの生と死 証言・ラングーン事件 集英社新書ノンフィクション
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ある北朝鮮テロリストの生と死 証言・ラングーン事件 集英社新書ノンフィクション

羅鍾一(著者), 永野慎一郎(訳者)

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ある北朝鮮テロリストの生と死 証言・ラングーン事件 集英社新書ノンフィクション

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2021/05/17
JAN 9784087211696

ある北朝鮮テロリストの生と死

¥968

商品レビュー

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2023/11/06

朝鮮分断の歴史は、ひとつの民族であるにも関わらず、民が家族や知人と決裂する生活を強いられる。彼らの願いは様々な方向へと離散していくが、やはり南北統一の社会を求めるのは不自然ではない。そこに政治や経済といった利権を求める邪な思想が容易く介入して、平穏な生活を求める行動は、無情の暴力...

朝鮮分断の歴史は、ひとつの民族であるにも関わらず、民が家族や知人と決裂する生活を強いられる。彼らの願いは様々な方向へと離散していくが、やはり南北統一の社会を求めるのは不自然ではない。そこに政治や経済といった利権を求める邪な思想が容易く介入して、平穏な生活を求める行動は、無情の暴力へと変容する。抗う手段がそこしか与えられない偏狭な思想こそ糾弾すべきであり、それを国家が扇動するのは命の尊厳を軽視している。守るべきは国家の体裁ではなく、一人ひとりの命である。獄中で生涯を閉じる実行犯の切なる思いを知ると、現在の国家のあり方に厳しい目を向けてしまう。

Posted by ブクログ

2023/03/12

一気読みとは言えないけど、まあまあ早いペースで読んだ。それだけ読みやすくて面白かった。 なんか、退路をスパイに与えないとか、国際情勢に疎いとか、日本も同じ立場になったらこんな感じなんだろうな。 このスパイの人は、結局異国で死んでいった。お母さんはどんな思いで待ってたんだろう。

Posted by ブクログ

2022/10/16

「証言・ラングーン事件」とあるが、内容はラングーン事件そのものよりも、ラングーン事件実行犯の境遇への同情論である。 実行犯自身は、各国の無実の国民の拉致に関わり、また、ラングーン事件での数多の人の死にも関与したとされていることから、破壊してきた人生の数を思えば、司法の裁きを受けて...

「証言・ラングーン事件」とあるが、内容はラングーン事件そのものよりも、ラングーン事件実行犯の境遇への同情論である。 実行犯自身は、各国の無実の国民の拉致に関わり、また、ラングーン事件での数多の人の死にも関与したとされていることから、破壊してきた人生の数を思えば、司法の裁きを受けて刑に服している身でもあり、当の実行犯個人の孤独など考慮に値しないと思いたくもあるのだが、それでも、権力の駒とされた一人の人間が、政治の狭間に落ち込んで孤独に消えたという事実はやはり哀しい。

Posted by ブクログ

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