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読書からはじまる ちくま文庫
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読書からはじまる ちくま文庫

長田弘(著者)

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読書からはじまる ちくま文庫

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2021/05/12
JAN 9784480437426

読書からはじまる

¥836

商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2025/01/26

残念ですが、私には合わなかったです。 他の方の感想にもあるように、所々うなずける箇所もあるが、繰り返しが多くて…途中で諦めてしまいました。

Posted by ブクログ

2024/10/25

もうすこし、著者とキャッチボールがしたかったかも。 読書というものをこれ以上単純化できないほど、易しい言葉に分解して、新たに捉え直す一冊です。「本」そのものはもちろん、「読書」という行為がなぜ自分をアゲてくれたり癒やしてくれたりするのかを分かってみたいとかねがね思っていたところ...

もうすこし、著者とキャッチボールがしたかったかも。 読書というものをこれ以上単純化できないほど、易しい言葉に分解して、新たに捉え直す一冊です。「本」そのものはもちろん、「読書」という行為がなぜ自分をアゲてくれたり癒やしてくれたりするのかを分かってみたいとかねがね思っていたところ、この本に出会いました。 この本は読書に対する新たな視点に気づかせてくれます。児童書を子どもが読むものだと大人が線引してしまう「児童書を読まない大人」。膨大な量の本が眠っている図書館の存在や積ん読など「読まない本の大切さ」。どんな本を読むかは語られるが、いつどこでどんな椅子で読むかの重要さは語られないという「本と椅子の関係」など、この本が気づかせてくれた新たな価値観は今後の読書ライフに活きてくると思います。本好きであれば誰もが、本屋に入れば気分が高揚するでしょうが、まだ出会っていない素晴らしい本に出会う可能性に満ちていて、しかも出会いきれないほど多くの本が手に取られるのを待ってくれているというワクワクを感じているのでしょう。 一度読書のよろこびを知ると、その後読書をしていない時でも、この世には自分がまだ知らない、面白い価値観が山のようにあると思えるし、それだけで人生に面白さを感じることができます。いやそれは本でなくていいのかもしれない。変わらないはずの日常に、ほんのすこしだけ色がつけられるような、ちょっとだけアガるような何か。音楽でも、映画でも、料理でも、、、とにかく感受性の幅を広げてくれるもの。本は感受性の種がぎっしり埋まっています。読んで自分が感じるだけでなく、こういう感じ方もあるらしいと知ることができるだけで、心に豊かな実りが得られます。押し付けられたり、世間で正しいとされている感じ方だけでは人生は彩られません。 最初の章で「本は友人」と語られます。本ではまだ感じたことはないですが、私には「友達」に近いような「こいつとは他人ではない」と思える音楽アルバムがあります。人間ではないものに人格を感じるほど、愛着が湧き、いつもそばに感じるものが。 ハードの更新のためにソフトが短命になることへの危機感は私も共感しました。とくに現在隆盛しているネットコンテンツは、対応終了してしまえばいとも簡単に見られなくなってしまいます。その点、紙の本のいいところは、電源を必要としないところ。電源いらずでページを開くだけでアクセスできるし、紙の方が後世まで物理的に残ります。本は記録であり、それは1000年以上前の人間の考えに触れられるだけでなく、その人の周りの風景や当時の世の中のムードもふくめて教えてくれます。歴史が解き明かされていったのは、紙の本や掘られた石など、物理的な記録のおかげなのです。 この本を読んで残念に思ったところを言うなら、著者の言いたいことを捉えきれなかったという読後感です。難しい単語を使わずに易しい言葉で書かれているのはけして悪いことではないですが、「読書の本質」という言語化するのが困難なテーマに平易な文章で迫るもんだから、初期装備でラスボスと対峙するように感じ、著者ほどの言葉のプロであればそれは可能でしょうが、読者である私の理解が追いつけませんでした。著者はあえて易しい言葉で説いているのすが、意味の広い言葉で語られるため、読んでいて具体的なイメージを描きづらく、抽象的に思えます。著者が詩人ということもあり、良く言えば「詩的」ともとれるけれど、悪く言えば十分な説明がないとも思いましたし、著者とキャッチボールができていないモヤモヤを感じました。結局何が言いたいのかが分からない自分は、まさにこの本の中で批判されているような、意味の世界に囚われて「情報としての読書」をしている人間なのかもしれません。読者は「考えるな、感じろ」ってことなのかも。結局は著者の言葉に、感覚的に共鳴できる人のための本のような気がして、その輪に入れない、同調できない自分を感じつつも「まあしょうがないか」と思いつつ本を閉じました。 余談:読んでいて「講演の書き起こしのような構成だな」と思ったら、やっぱり講演草稿でした。読むのではなく、講演として聞くと味わいが違ったのかも。

Posted by ブクログ

2024/09/11

長田弘さんの詩集は大好きなものが多いのに、こちらは残念ながらあまり合わなかった。所々頷く部分はあるものの、同じ事柄を僅かな違いの言い回しで繰り返し説いていたり、過去を美化しているような、退屈に感じてしまうところが多かった。言葉を大事にしているからこその文章だと思うので、読んでよか...

長田弘さんの詩集は大好きなものが多いのに、こちらは残念ながらあまり合わなかった。所々頷く部分はあるものの、同じ事柄を僅かな違いの言い回しで繰り返し説いていたり、過去を美化しているような、退屈に感じてしまうところが多かった。言葉を大事にしているからこその文章だと思うので、読んでよかったと言いたいところだけれど、今の自分には刺さりきらなかったというのが本音。

Posted by ブクログ