![登り続ける、ということ。 山を登る学校を建てる災害とたたかう ヒューマンノンフィクション](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001962/0019629119LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学研プラス |
発売年月日 | 2021/04/22 |
JAN | 9784052053269 |
- 書籍
- 児童書
登り続ける、ということ。
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登り続ける、ということ。
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〈本から〉 頂上は、はるかに遠く、雲の上にそびえている。本当に登れるんだろうか? 見ているとそう思う。信じられない気持ちで歩き始める。 右一歩、左一歩、右一歩、左一歩。このくりかえしで、確実に頂上は近づく。やればやっただけのことはある。そんな気持ちで歩く。(略)。 現場に行...
〈本から〉 頂上は、はるかに遠く、雲の上にそびえている。本当に登れるんだろうか? 見ているとそう思う。信じられない気持ちで歩き始める。 右一歩、左一歩、右一歩、左一歩。このくりかえしで、確実に頂上は近づく。やればやっただけのことはある。そんな気持ちで歩く。(略)。 現場に行く。現場で自分の目で見る。そのとき「ぼくになにかできることはないか」と発想する。現場に行く前は、そこがどんなところで、なにが起こってるのか調べる。でも実際に現場で見るものは、調べた知識とは少し違う。調べた知識は「平ら」。でも現場で見るものは「立体」だ。現場に行くと、平らな知識がモコモコふくらんでくる感じがする。においもするし、生なましい。 (略) 行動にうつすとき、僕は「やる」と宣言する。自分にできることだと思っても、やる前にやり方を考えたり調べたりしているとだんだんできないのではないかと思えてしまう。そうなる前に「やる」という。やるといったのにやらないと、人に信用されなくなる。だから、やる。自分で自分のにげ道をなくすのだ。 ぼくはいままで、自分が正しいと思うことは、みんなも正しいと思う、そう考えていた。でもその考えはまちがっていたのかもしれない。富士山にかかわる人は・・・(略)。 人は、立場が変われば、ものごとのとらえ方もかわる。正義とは、人それぞれなのかもしれない。そんなふうに考えることができた。これらからもぼくが、自分にできることをしようとしたとき、きっと批判する人がいるだろう。でも、それは当たり前のことでもあるのだ。 ぼくは山から離れたことで、山から離れるべきでない自分に気づけた。つまり自分を大切にする方法に気づけた。自分を大切にできなければ、まわりの人も大切にできない。社会や環境のことも大切にできるわけがないと思う。自分をよい状態にしておくこと、自分自身がまず生き生きする。それが大事なんだ。
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『世の中には日なたと日かげがある、世界を見るなら日かげに注目するべき、真実は日かげにある』という話がとても印象に残った。とても立派なお父様だったのだなと思った。 そして『していい無理と、してはいけない無理』があることも、体感してきた野口さんの言葉だからこそ、とても説得力があり、響...
『世の中には日なたと日かげがある、世界を見るなら日かげに注目するべき、真実は日かげにある』という話がとても印象に残った。とても立派なお父様だったのだなと思った。 そして『していい無理と、してはいけない無理』があることも、体感してきた野口さんの言葉だからこそ、とても説得力があり、響いた。 お話の本筋ではないけれど、エピソードとしてあった富士山清掃の部分で、これを読むことが出来た子ならば、SNSでの批判意見を書き込んだり相手を傷付けるような無責任なコメントをするような人には育たないだろうなとも思えた。 高学年に読んでいて欲しい1冊。読書感想文にも、是非。
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