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中国の歴史(10) ラストエンペラーと近代中国 清末 中華民国 講談社学術文庫
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中国の歴史(10) ラストエンペラーと近代中国 清末 中華民国 講談社学術文庫

菊池秀明(著者)

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中国の歴史(10) ラストエンペラーと近代中国 清末 中華民国 講談社学術文庫

1,639

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/04/15
JAN 9784065230947

中国の歴史(10)

¥1,639

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2023/10/01

2021/7/13読了 清朝末期~中華民国までを扱う。 「さて」で始まる文章が特徴的な先生であった。副題に『ラストエンペラー』とあるものの、宣統帝溥儀の出番は多くない。

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2022/07/28

 読み進んできた中国史が一気に現代史になった印象。その中で、日本が果たしてきた存在の大きさを改めて噛み締める。有名な蒋介石の言葉「報復してはならない。憎しみは憎しみを生み、永遠に終わらない」との言葉は昭和天皇の終戦ラジオ演説と同時に行われたラジオ演説だった。全く誉められないとしか...

 読み進んできた中国史が一気に現代史になった印象。その中で、日本が果たしてきた存在の大きさを改めて噛み締める。有名な蒋介石の言葉「報復してはならない。憎しみは憎しみを生み、永遠に終わらない」との言葉は昭和天皇の終戦ラジオ演説と同時に行われたラジオ演説だった。全く誉められないとしか思えない蒋介石のそれまでの歩みを振り返る時に、中国の懐の深さには感服する。その蒋介石がこの書物の後半では最重要人物のように登場する。ここ数年の習近平政権の強引な政策は毛沢東路線の回帰という前に、蒋介石、また袁世凱の圧政と同じ!との断言で、現代の中国の原点とでもいうべきことを端的に説明していると感じた。そして台湾と清国の関係、そして後藤新平による台湾統治の功罪などの説明も分かり易い。長い中国史を振り返る中で、台湾が中国との一体との共産政権の説明は不自然に感じた。1989年の天安門事件が1919年の5・4事件70周年記念をきっかけとしていたが故の政権の戸惑いという背景は知らなかったが、成程!この巻の約150年の歴史の中で、太平天国の乱に始まり、孫文、魯迅、蒋介石などキリスト教との関係が如何に深かったのか、日本史との大きな違い。そして太平天国の提起した施策が毛沢東時代の人民公社、鄧小平時代の改革・開放路線へ連なるとの説明は全くの驚きだった。

Posted by ブクログ

2021/06/26

 このシリーズを12巻から読み進めているのですが、こに「ラストエンペラーと近代中国」は現代中国を理解するために必読の本だと思います。  中国は辛亥革命以降僅か100年余りしか経っていないのですが、常に変化してきました。中央集権的な2000年が続いた国ですが、春秋戦国時代や列国に分...

 このシリーズを12巻から読み進めているのですが、こに「ラストエンペラーと近代中国」は現代中国を理解するために必読の本だと思います。  中国は辛亥革命以降僅か100年余りしか経っていないのですが、常に変化してきました。中央集権的な2000年が続いた国ですが、春秋戦国時代や列国に分断された時代など、地方分権的な時代もあって、今の中国の姿から全部の中国を決めつけるのは危険です。この本を読んでやっと日本の近現代史が少し理解できました。  日本で終戦の玉音放送が流れているときに、蒋介石もラジオ番組に出演していて、その時に「われわれは報復してはならず、まして敵国の無辜の人民に汚辱を加えてはならない。もし暴行をもって敵国の暴行にこたえるなら、憎しみは憎しみを生み、永遠に終わることはない」と国民に向かって話したそうです。  蒋介石といえば、私の頭の中には高圧的な軍人というイメージしかなかったのですが、彼が何回も権力の座に復帰するのも、その背景には多くの国民の支持があったのだろうなぁと思いました。  11巻の「巨龍の胎動」は毛沢東と鄧小平に焦点を当てていて本当に面白かった。10巻の「ラストエンペラーと近代中国」は11巻よりも日本史と絡んでいるので、この時代の日本を理解するためにはこの時代の中国も理解しないといけませんね。  とても良い本です♪

Posted by ブクログ

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