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学芸員がミュージアムを変える! 公共文化施設の地域力 文化とまちづくり叢書
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学芸員がミュージアムを変える! 公共文化施設の地域力 文化とまちづくり叢書

今村信隆(編者), 佐々木亨(編者)

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学芸員がミュージアムを変える! 公共文化施設の地域力 文化とまちづくり叢書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水曜社
発売年月日 2021/03/25
JAN 9784880654973

学芸員がミュージアムを変える!

¥2,750

商品レビュー

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2024/03/04
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ミュージアムというと それまで  ハコモノ、価値あるものを保存して展示するところ  という認識でしかなかったけど、 この本では,ミュージアムには2つの役割があるとして書かれている。 ・ミュージアムはひとに寄り添うもの=人生のさまざまな時期にさまざまな目的で利用できる (図書館で言うと、受験勉強のために通い、子供を連れて絵本を借りにきて、老後はお散歩コースとして本を読みにくる、みたいな) ・ミュージアムは地域のコミュニティの場となり、人とまち、人と人を繋ぐもの ちょっと専門書っぽいところもあるので どれだけ人に勧められるかはわからないけれど 自分にはかなりささる話が書いてありまして 地域との関係 の事例で北海道士別市朝日町郷土資料室の「知恵の蔵」というプロジェクトの話が面白かった。 ざっくり言うと、地域のお年寄りたちの記憶を記録する、というもの。 平成の大合併で「朝日町」が「士別市」となり名前がなくなってしまったが, 当時のものや記憶を残そうという元小学校校長先生の提案で、 50代から90代の住民に話を聞いたり、家に残っている古いものを見せてもらうことに。 最初は何気なく協力していた高齢者たちが、 自分たちの親世代や、その前の記憶を記録することに誇りを持ちはじめ やがて 知らない人同士だった参加者や施設の職員が仲良くなり 孤独だった高齢者たちがイキイキしだした、と言う話。 高齢者が自分らしく生きるにはどんなことが必要か?が 最近のマイテーマなのでこの事例がとても面白かった。 そのほかにも北海道東川町の文化によるまちづくり、公共施設マネジメント  も出ていました。 東川町の名前、最近よく聞くような気がする? そういえば、映画『ニューヨーク公共図書館』も、 公共施設が人に寄り添い、地域を育むという話だったな と思い出しながら読んだ。

Posted by ブクログ

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