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小竜の国 亭林鎮は大騒ぎ
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小竜の国 亭林鎮は大騒ぎ

韓寒(著者), 柏葉海人(訳者)

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小竜の国 亭林鎮は大騒ぎ

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鳥影社
発売年月日 2021/03/28
JAN 9784862657923

小竜の国

¥1,980

商品レビュー

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2021/05/18
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たまたま図書館の新刊コーナーにあり、借りて読んだ。 なかなか面白かった、似た小説に余華の「兄弟」と似た印象の小説だった。上海近郊街亭林鎮を舞台として、人生何をやるか定まっていない主人公左小竜の物語である。左小竜はなによりも日本のカワサキのバイクを愛している。バイクになると自分が強い男になったように感じるからで、バイクにのって街を疾走する。左を愛する純粋な少女が現れる。また、街で有名な美人に恋をする。街の文化振興政策とその一貫のイベントの軸に様々な出来事が起こる。主人公は自分はセックスしたいのに、人心を乱すような歌は嫌いである。自分は正しいことをしてるつもりなのに、法律についてはよく知らない。合唱団を指揮する夢があるのに、合唱団をつくることができない。自分の思いと現実のバランスを取ろうとしているのにバランスがなかなかとれない。それだけでも大変なのに現実では起こり得ないと思うようなことが次々と起こる。生物の巨大化、街の上層部の一斉に死亡したりする。  街を全貌をみようとたまたまビルの屋上に登ったら、人々に自殺志願者と思われ、人々の反応に押されるように飛び降りてしまう。それでも左は一命を取り留める。  中国の小説は、主人公の低い視点、政府や党、国からの上からの命令、政策、街の人々の群衆の様子の3つから構成され、それらがないまぜになって事態が進展していく。アメリカの小説では主人公の視点が8割以上、日本の小説では本人の視点が5割、世間の目が5割といったところでしょうか。  ウィキペディアによる韓寒は人気作家のようです。他の小説も読んでみたくなりました。  恋愛小説としても甘酸っぱいです。

Posted by ブクログ

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