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場所から問う若者文化 ポストアーバン化時代の若者論
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場所から問う若者文化 ポストアーバン化時代の若者論

木村絵里子(編著), 轡田竜蔵(編著), 牧野智和(編著)

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場所から問う若者文化 ポストアーバン化時代の若者論

2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晃洋書房
発売年月日 2021/03/25
JAN 9784771033719

場所から問う若者文化

¥2,640

商品レビュー

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2021/11/21

教育社会学の浅野先生のグループの実証的研究をもとにしている。オタクは旅行やコンサートライブへの参加が少ないことで聖地巡礼といった旅行はオタクの行動ではないことが示唆されている。さらに、練馬区の若者のオタクが秋葉原には行くわけではない、ということも明らかになってきた。  オタクが聖...

教育社会学の浅野先生のグループの実証的研究をもとにしている。オタクは旅行やコンサートライブへの参加が少ないことで聖地巡礼といった旅行はオタクの行動ではないことが示唆されている。さらに、練馬区の若者のオタクが秋葉原には行くわけではない、ということも明らかになってきた。  オタクが聖地巡礼をして秋葉原に行くことは、マスメディアによる思い込みであるのかもしれない。  卒論でこうした結果をより詳細な分析として行なうことができるであろう。

Posted by ブクログ

2021/06/10

これだけ急にリモートワークが普及しても、私の自己認識は「東京に住む日本人」で、昔はユビキタスとか言ってたのに場所に囚われまくっている訳です。 本著は、社会学者13名による論文&コラム集で、「若者=都市」を前提としがちな若者論を、SNSの普及といった変化も踏まえて捉え直すという目...

これだけ急にリモートワークが普及しても、私の自己認識は「東京に住む日本人」で、昔はユビキタスとか言ってたのに場所に囚われまくっている訳です。 本著は、社会学者13名による論文&コラム集で、「若者=都市」を前提としがちな若者論を、SNSの普及といった変化も踏まえて捉え直すという目的があるようです。 読んでみると、本著の中だけでも多様な分析があることに驚き。オタクにギャル男、フジロック…この専攻分野で論文が書ける社会学というのは懐の深い文学ですね。しかし好きなコトを仕事にできているのかぁ。それってやっぱ楽しいのかな…。 何はともあれ、大学の時の社会学の授業(意外と面白かった)を思い起こしながら読了しました。 若者の地方移住の項を読んで思ったのは、「自分で自分の住む場所を選べている人は、どれくらいいるんだろう?」 地方移住を志す若者ですら、どこを選ぶかの理由は結局は「なりゆき」が多いと本著に記載がありましたが、となると大部分のそこまでこだわりが無い場合は…。 私自身も家賃だったり利便性だったりでサクッと決めていますが、アイデンティティの一部になり得る居住地をどう選ぶかは、もうちょっと真剣に考えた方が良いのかもと思いました。(じゃあ何の軸で決めるの?ってなりそうですが…) また、昔は退屈な存在だった地方が、イオンモール等の存在によって、少なくとも地方都市は「ほどほどに楽しい」ものに変化した、という記載には肯かされました。 「都市と地方では、こうした自らのアイデンティティを構成するためのさまざまな情報の質と量が決定的に異なる」という記述には納得しつつも、東京のプレゼンス自体は(ネット空間も含めると)相対的に低下してきているんでしょうか。ただ、謎に「ハロウィンは渋谷」的な文化が生まれてきていたり、良くわからないですね。 序章と終章以外、論文同士の横のつながりはあまり感じられず、個別論文の連なりという印象ではありましたが、場所をテーマとした若者論でこれだけ色とりどりの論考がされるというのは非常に興味深かったです。

Posted by ブクログ

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