商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2021/03/23 |
JAN | 9784594084172 |
- 書籍
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能から紐解く日本史
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能から紐解く日本史
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
坂本図書で紹介されていた能の本。日本史に絡めるのも面白かったが、ちょっと最後の方はそれは陰謀論では笑…?と思う領域に入っていたのは微妙でした。。笑 冒頭の能の区分などはわかりやすく有難かったです。 囃子は、右から謡、笛(能管)、小鼓、大鼓、太鼓の五人囃子 能のジャンルは、神・男...
坂本図書で紹介されていた能の本。日本史に絡めるのも面白かったが、ちょっと最後の方はそれは陰謀論では笑…?と思う領域に入っていたのは微妙でした。。笑 冒頭の能の区分などはわかりやすく有難かったです。 囃子は、右から謡、笛(能管)、小鼓、大鼓、太鼓の五人囃子 能のジャンルは、神・男・女・狂・鬼の5つ。 神を扱うものを脇能と呼ぶ。それは翁という祝祭性が高い曲の次に(つまり脇に)演じられるから脇能物 修羅ものは男が主役、二番目物。鬘物は女が主役、三番目物 狂(雑)物、四番目物。葵の上とかもここ、他の四つに入らないものが全て入っている 鬼ものは五番目物 他にも入門書を読んで頭に叩き込みたい
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- ネタバレ
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能楽の演目(フィクション)から日本史を掘り下げる意欲作。 印象的であったのが、世阿弥が活躍した時代の演目に見られる傾向。観客の好みを考慮し、当時一斉を風靡していた天台宗の思想を反映させた内容にしつつも、能作家の出身地である奈良で生まれた権現思想(神仏習合)を根底に潜ませているという、著者の分析が面白かった。 当時から、観客を楽しませる内容を意識しつつ、そこにアーティストとしての趣味や個性、思想を入れ込むバランス感覚が人気作品には必要であったのではと、今も昔も変わらない有り様に親近感が湧いた。
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能から紐解く日本史、となると当然室町時代と思いきや、ほぼ出てこず。古代天皇、聖徳太子、藤原氏、秦氏などが主たる登場人物となる。ひいては稲作とのつながりや大陸からの影響にも指摘が及び面食らったが、それはそれで興味深かった。 ・きちんと理解したわけではないが、「権現思想・天台思想・...
能から紐解く日本史、となると当然室町時代と思いきや、ほぼ出てこず。古代天皇、聖徳太子、藤原氏、秦氏などが主たる登場人物となる。ひいては稲作とのつながりや大陸からの影響にも指摘が及び面食らったが、それはそれで興味深かった。 ・きちんと理解したわけではないが、「権現思想・天台思想・儒教思想」に能は密接、ないしは影響されたということ ・謡が日本の標準語の位置づけだったこと ・都が奈良から京都に移って、宗教的な権威も南都仏教から天台仏教移ったこと などの記述が印象に残った。 そして能やはり大和・奈良のものだと自分なりに感じ入った。
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