商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2021/03/12 |
JAN | 9784480510365 |
- 書籍
- 文庫
日常的実践のポイエティーク
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日常的実践のポイエティーク
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
制度や権力の支配の下にありながら、それを掻い潜って自らの仕組みや文化を作り上げていくあり方を論じる。 ハックに近い概念のようにも思うが、いわゆるハクティビズムのような自覚的な活動とはちょっと違うか。 権力論、所有権理論、エージェンシー理論、ガバナンス論と言ったあたりの議論と繋が...
制度や権力の支配の下にありながら、それを掻い潜って自らの仕組みや文化を作り上げていくあり方を論じる。 ハックに近い概念のようにも思うが、いわゆるハクティビズムのような自覚的な活動とはちょっと違うか。 権力論、所有権理論、エージェンシー理論、ガバナンス論と言ったあたりの議論と繋がるし、創発とかイノベーションとかにも応用できそうで、射程はすごく広い。 こういう色々な議論に繋がる要素はありつつも、内容的にはよくわからなかったというのが正直なところ。第1部の理論編はまだしも、第2部の実践編というか事例編というかは、理論編からのつながりがみえにくい。いかにも現代思想っぽいワードが羅列されている感じで、そのあたりの基礎知識がないとちょっと厳しかった。
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合理性や理性みたいな、いわゆる「理系」的なものを重要視する現代。でもやっぱり理性だけじゃ解決できないことあるよね?科学だけが正しいとは限らないよね?と問いかけられる本。 「海獣の子供」という漫画内でも、宇宙の総質量のうち90%以上は観測できない「暗黒物質」だと言われていた。科学は役に立つけど科学の目では見れないところも沢山あって、そういう問題をどう乗り越えるのか、興味深いものが沢山ある本だった。 夏目漱石が言っていたが、回向院の相撲の如く、人生は案外力づくで、無理矢理で、非合理的にどうにかするものかもしれない…。
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あまり理解できていないがメモ。 自己から排除したものによって自己を差異化し、自己を定立する。 自己に固有な場のない、他者にお仕着せられるような領域でも、戦術によって他者の空間を利用し、なんとかやっていく。
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