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森岡貞香全歌集
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森岡貞香全歌集

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森岡貞香全歌集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 砂子屋書房
発売年月日 2021/01/01
JAN 9784790417774

森岡貞香全歌集

¥13,200

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2024/03/25

戦後の歌壇を牽引した歌人のひとり、森岡貞香の全歌集。特に、戦争で夫を亡くし遺された男の子と二人で必死に生きる様を詠んだ歌集「白蛾」は、生々しく心に迫る。 「うしろより母を緊めつつあまゆる汝は執拗にしてわが髪亂るる」「拒みがたきわが少年の愛のしぐさ頤に手觸り來その父のごと」「人氣な...

戦後の歌壇を牽引した歌人のひとり、森岡貞香の全歌集。特に、戦争で夫を亡くし遺された男の子と二人で必死に生きる様を詠んだ歌集「白蛾」は、生々しく心に迫る。 「うしろより母を緊めつつあまゆる汝は執拗にしてわが髪亂るる」「拒みがたきわが少年の愛のしぐさ頤に手觸り來その父のごと」「人氣なき路へ曲らむとせるわれがわれの嗚咽を聞きしと思ふよ」「飛ばぬ重き蛾はふるひつつ女身われとあはされてしまふ薄暮のうつつに」「生ける蛾をこめて捨てたる紙つぶて花の形に朝ひらきをり」「白布もて顔おほはれしなきがらをわれとも思ふ近よりにつつ」「いくさ畢り月の夜にふと還り來し夫を思へばまぼろしのごとし」「未亡人といへば妻子のある男がにごりしまなこひらきたらずや」「夫の骨収めし墓の石室など毀ちたし骨は土に還るべきなり」「蝋の火にまろく照らさるる少年いましふくよかなれば生きたしわれは」

Posted by ブクログ

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