商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
発売年月日 | 2021/02/18 |
JAN | 9784860114541 |
- 書籍
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
2024年6月、図書館で借りた。 本の内容&感想部分はほとんど読んでいないので、⭐️で評価はしていない。服部さんが読んだ本を知りたかった。
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「本の雑誌」に2015年から2020年にかけて連載された4ページ・59回分の書評を掲載する。サバイバル登山家による書評本だけあって、選書の傾向としてはやはり登山・狩猟・探検に関連する書籍が主体で、サイエンスノンフィクションがこれに次ぐ。割合としては少ないがフィクションも選ばれてお...
「本の雑誌」に2015年から2020年にかけて連載された4ページ・59回分の書評を掲載する。サバイバル登山家による書評本だけあって、選書の傾向としてはやはり登山・狩猟・探検に関連する書籍が主体で、サイエンスノンフィクションがこれに次ぐ。割合としては少ないがフィクションも選ばれており、ジャンルとしてはSFが多い。なかでも「スカイ・クロラ」シリーズなどの森博嗣作品を気に入っており、三作品・五回分の掲載分が充てられている。 新刊に限られた書評ではなく、おそらく選書は全て著者の裁量に任されている。前半を中心に生涯のなかでも著者の印象に強く残っている著作も選ばれており、それだけに絶版本も少なくはない。自由なのは選書だけではなく、エッセイ要素の濃厚さも本書の特徴だ。なかには冒頭から終盤まで著者の体験談や考察が続いて書籍の情報は末尾数行だったり、紹介に至らないままに次回に持ち越されるケースすらある。書評本全般に当てはまるかもしれないが、本書はとりわけ著者の人間性や思想への読者側の関心が評価に直結しそうだ。 60冊近い書籍の書評ながらも基本的には「言説のなかに生きる意味を見い出す」意図が貫かれており、終盤では著者自身がそのことに言及している。著者の本業が関係する登山・狩猟・探検といったジャンルが生死に関わるのはもちろんのこと、その他のジャンルについてもサイエンスノンフィクション・SF・戦争ものなどについても生命倫理や死生観を問う内容の書籍が多く取り入れられている。全体に重いテーマを扱っているだけに堅苦しい雰囲気かといえばそうではなく、通俗的で身近な話題や家庭内のエピソード、自虐も多く取り入れた硬軟自在の筆致は同著者の『サバイバル家族』同様に楽しめる。緩い話題から一気に現代社会や生死に関するシリアスな考察になだれ込んでも違和感を感じさせないのは著者の持ち味であり、その大きな魅力だろう。 もともと著者への関心が高まっていたこともあってか本書内から読みたい書籍が10冊程度見つかり、個人的に収穫の多い書評本だった。
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おすすめ作品は良いし、文章はうまいしでとても面白かった。読んでみたい本がたくさん出てきて嬉しい。角幡唯介への劣等感を隠さないのも素敵。俺は服部さんの文章の方が虚飾がなくて好きなんだよな〜。
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