伝染る恐怖 感染ミステリー傑作選 宝島社文庫

アンソロジー(著者), エドガー・アラン・ポオ(著者), アーサー・コナン・ドイル(著者), フリーマン(著者), マーキー(著者), 西村京太郎(著者), 皆川博子(著者), 梓崎優(著者), 水生大海(著者), 千街晶之(編者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2021/02/04
• JAN: 9784299013620

商品レビュー

2024/06/27

古今東西の傑作、名作から最近の日本の作家までを押さえている。
ミステリとしてのパンチはあまり強くないものの、「伝染」にこだわって集められた作品の厭な気配はなかなか。特に皆川博子の「疫病船」はそのおぞましさから夢に出てきそうな迫力がある。

2024/02/03

名前は知ってるけど読んだことはない作家さんが多くて、一気に読めるお得感がありました。
海外のミステリは、あまり合わないのか、ちょっとペースダウンしましたが、コナンくんの好きなホームズってこういう人だったのかと。
まさかのタイミングでホームズが読めてよかったです。

個人的には水生大海さんの『二週間後の未来』がおもしろかったです。
新型ウイルスの流行でリモートワークになり、計画していた殺人が実行不可能になるという話。
まさにここ数年の日本ですよね。
オンライン会議とか自宅でできる副業とか、リモートトラブルとか。
なんだかとてもリアルで、ぞくっときました。

2023/10/01

古今東西の感染症を扱ったミステリ8選。
初めて読んだ作家もあって、それはそれで興味深かったが、ドイルの『瀕死の探偵』とかベタだし、ポーの『赤死病の仮面』って、ミステリですか？　という突っ込み所はあったかなぁ。