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傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(4) バンチC
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傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(4) バンチC

磯見仁月(著者)

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傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(4) バンチC

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2021/02/09
JAN 9784107723611

傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン(4)

¥748

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2021/02/11

マリー・アントワネットの結婚生活があまりに壮絶過ぎる……! 味方は見当たらず、自分に親しくしてくれた相手も腹に一物抱えている。おまけにフランス宮廷の礼儀やマナーは自分の故郷と違いすぎてストレスがマッハで溜まる…… これはマリー・アントワネットでなくても精神がやられてしまうというも...

マリー・アントワネットの結婚生活があまりに壮絶過ぎる……! 味方は見当たらず、自分に親しくしてくれた相手も腹に一物抱えている。おまけにフランス宮廷の礼儀やマナーは自分の故郷と違いすぎてストレスがマッハで溜まる…… これはマリー・アントワネットでなくても精神がやられてしまうというもの せめて夫であるルイ・オーギュストの態度がもう少し軟化してくれれば、パンティエーヴルのように何か良い変化は有り得たのかもしれないけど、夫婦の契りどころか同衾すら嫌がるとかどういうことなの……?こちらはこちらで養育係の影響が強いようだけど。 フランス宮廷は仄暗い思惑があまりにも多く飛び交っているものだから、その中で年若い異国の少女が生き抜くのは非常に大変なのだと伝わってくるね そんなマリー・アントワネットが唯一頼ったのが王姫三姉妹。裏の思惑を知っていても表面上優しくしてくれるなら頼らざるを得ない。だから彼女らがマリー・アントワネットに吹聴する内容が強い影響を持ってくる まさか、こんなにも早くデュ・バリー夫人と対立するとは知らなかったなぁ。挨拶戦争とは恐ろしい…… マリー・アントワネットとしては王姫三姉妹の言葉を信じ、自分自身の貞操観念から生じた対立。けれど、異国からやってきたマリー・アントワネットが問題を起こせば外交問題となってしまう そんな折にベルタンに持ちかけられた難題。というか、マリー・アントワネットの生活があまりにも強烈過ぎるから、本作が服飾をメインテーマに据えている作品であるという点を忘れていたよ! 耳目を集める美しさを備えつつマリー・アントワネットに感傷を呼び起こさせるドレス 今回のベルタンは出番こそ少ないけれど、良い仕事をしたね 王宮での人間関係が移り変わる如く過ぎゆく時間を前に心構えを新しくしたデュ・バリー夫人。そんな夫人から与えられた王宮への一歩 けれど、移り変わるのは王宮内の人間関係だけではなくて…… デュ・バリー夫人から齎された一つの報。これも最後に取っておいたものが攫われてしまった、という話になるのだろうか……

Posted by ブクログ

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