渋沢栄一 近代日本の経済を築いた情熱の人 伝記を読もう

芝田勝茂(文)

• 販売会社／発売会社: あかね書房
• 発売年月日: 2020/12/21
• JAN: 9784251046215

商品レビュー

2024/07/13

　貨幣を両から円にする制度や（藩札廃止：各藩で通用していたお金の廃止）廃藩置県にも栄一が関わっていた事には驚き。栄一の話を聞いてくれない利通。ついに栄一は新政府に辞表を出し民間で事業を始めることに。今のみずほ銀行のもとである「民間銀行」を発足。
　民間人が本を沢山読めるように洋紙を大量に生産する会社、抄紙会社（後の王子製紙）を設立。栄一が初代社長。
　全国に銀行をつくりその資金をもとに紡績会社、保険会社、鉄道会社、ホテル、化学会社、造船所、印刷会社、新聞社、劇場などなど五百もの会社の設立に関わったそう。
　生涯を通して論語を大切にし誠意、思いやりを重んじていた様子。国際連盟の会長を務め「ノーベル平和賞」の候補にあがった程。栄一の死後は国際連盟の脱退、第二次大戦への参戦と酷いもの。
こうしてみると現代日本の経済の基本を作られた聖人のような方だなと思いました。お札になるのも納得。

2023/12/16

このまえ行った飛鳥山に渋沢栄一が住んでたのがすごいと思う。
渋沢栄一は、読み書きそろばんも武術もすごい。自分も読み書きも、そろばんもやってるから、もっとすごくなりたい。

2023/12/16　6歳

2021/12/29

青天を衝けをきっかけに興味はもっていたものの、やっと渋沢栄一の伝記を読むことができた。なるほど、すごい人だ。この時代の人は一歩間違えば、立場によって殺されてしまうが、大いなる賢さと運も兼ね備え、91歳まで生き続けてくれたことは日本にとって大きいことだろう。為したことも素晴らしいが、根幹にある考えがやはり素晴らしく、そこから現代人も学べるのではと。私も大切にしている『誠実さ』のことが語られていたので、もっとこの人を知り、考えを知っていきたいと思う。