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アフォリズムの底力 英語で味わう世界の名言・放言・大暴言438 「底力」シリーズ
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アフォリズムの底力 英語で味わう世界の名言・放言・大暴言438 「底力」シリーズ

里中哲彦(編著)

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アフォリズムの底力 英語で味わう世界の名言・放言・大暴言438 「底力」シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 プレイス
発売年月日 2020/12/18
JAN 9784903738451

アフォリズムの底力

¥1,650

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2021/01/30

 aphorismというのは金言、格言、警句という意味でおれも前の職場で国語の先生に教えてもらって初めて知ったコトバなんだけど、特にこの本はただの「名言集」ではなく、「編者本人が渉猟した名言や箴言を日本人の手によるものも含め、広く収載している」(p.2)というところが特徴らしい。...

 aphorismというのは金言、格言、警句という意味でおれも前の職場で国語の先生に教えてもらって初めて知ったコトバなんだけど、特にこの本はただの「名言集」ではなく、「編者本人が渉猟した名言や箴言を日本人の手によるものも含め、広く収載している」(p.2)というところが特徴らしい。日本人が日本語で言った言葉も英語で紹介されている、というのが面白いところかもしれない。確かに「30年ほどまえだったでしょうか、横浜駅近くのとある居酒屋で、酔っ払いが次のように叫んだのを耳にしました。」(p.151)とか、そんなものまで載っているのはちょっとビックリする。(ただ原文の語呂の良さとかも含めてアフォリズムの価値はあると思うので、訳してしまうと、その訳がベストなのかどうか、という微妙さはある気が…。p.114のwill comesみたいな誤植も出てしまうし。)数々のアフォリズムが、見開きで紹介されており、その「つなぎ」として著者(編者?)の言葉が出てくる(もちろん時々持論?私見?も出てくるのだけど、他のこの類の本ほどではない気がする。)  あとは気になったところや印書的なところのメモ。まず"Hope for the best, and prepare for the worst." (p.19)は「イギリス人がたどりついた知恵」(同)とあるが、てっきり元は昔の大統領が言った言葉だと思っていた。  面白いと思った言葉は、"Middle age is when your age starts to show around your middle."(p.35)。後半のmiddleは「腹回り」という意味で。いや本当にこれ以上酷いことにならないように気を付けないと…。これはアフォリズムというよりepigram(警句)という感じ。あとはおなじみの"Practice makes perfect." (p.81)は、「習うより慣れよ」という訳で覚えると思うが、これがなんとイチローの「練習は嘘をつかない」の訳あてはまる、というのは面白い。それから、おれもよく「そのうち」と言ったりするけど、「『近いうちに』は、けっしてやって来ない」(p.90)という意味で "One of these days is none of these days." なんて語呂が良くて覚えやすい。Courage is grace under pressure. (p.121)というのは是非覚えておきたい。最後に、"Winning isn't everything, but wanting to win is." (p.183)と言う言葉は受験生に送ってやりたい。  あとは英語の話。prevailは「普及する」だけど、盲点として「打ち勝つ、まさる」という意味があるから気を付けるんだよーという話を授業でしたけど、そこで "Perseverance prevails." (p.82)を紹介すればよかった。「石の上にも三年」。あと"Brevity is the soul of wit."(p.176)の「簡潔さ」brevityは知ってたけど、banality (p.169)「つまらなさ」というのを知らなかった。あと"amount to much"(p.181)(大したものだ、重要な意味を持つ)という表現。あと「もじり」は英語でtake-off(p.199)と言うということを知った。  最後に、アフォリズムとは関係のない話題で、「チャーチルは、じつは不安神経症とうつ病に苦しんでいました。」(p.22)というのは知らなかった。ちなみに「人生にはたくさんの心配事があったが、大半は起こらなかった」という趣旨の言葉はどっかのスポーツ選手の言葉だと思ってたらこれもチャーチルの言葉だったという。そして全く関係ないけど、著者が使っている語彙でいくつか、「ぶちあげる」(p.?)とか「まぜっかえす」(p.167)とかおれの語彙に全くない言葉があったのもちょっと面白かった。(20/01/29)  

Posted by ブクログ

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