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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 雷鳥社 |
発売年月日 | 2020/12/11 |
JAN | 9784844137733 |
- 書籍
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翻訳目録
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
三十代の精神科医でもある翻訳家阿部大樹さんと版画家タダジュンさんのコラボ。見開きで翻訳小話と、存在感のある版画がインパクトをもって訴えかけてくる。 翻訳の途中、気に入った語彙を収穫の記録のつもりで書き留めたものをまとめたものらしい。どこから読んでも面白い。翻訳とは違う言語を通して...
三十代の精神科医でもある翻訳家阿部大樹さんと版画家タダジュンさんのコラボ。見開きで翻訳小話と、存在感のある版画がインパクトをもって訴えかけてくる。 翻訳の途中、気に入った語彙を収穫の記録のつもりで書き留めたものをまとめたものらしい。どこから読んでも面白い。翻訳とは違う言語を通して解釈を加えるとてつもない労力がいるものだと実感。 いったい何か国語習得されておられるのか、言語という世界をどのように眺めているのか気になった。著者の他の本も読んでみたいと思った。 少しだけ紹介。 春の語源は草木が張ること(広辞苑にも掲載)、英語のspringにも通じる。別々の言源に似た形の単語が含まれることは、各言語が共通の祖語から分岐したためらしい。 gaucheフランス語で左利き、 left-handedは不誠実な、悪意があるというあまり良いイメージがないらしい。 超かわいいについて、中国では超可愛が通用するらしい。 翻訳者はなるべく造語を避けるよう訓練されるらしいが、魔という感じはサンスクリット語を音訳するために唐の時代に新しく作られた、忌み言葉であるために既存の字をあてなかったのではないかという。
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翻訳家であり精神科医である著者がまとめた、ほんの小さな目録。ボリュームは小さいが含蓄は深い。翻訳することと人の精神を読み取ることはよく似た作業なのかもしれない。知性の大きさが年齢で決まるわけではないが、著者略歴を見て脅威を感じた。
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絵本のように見開きで、イラストと計算しつくされたテキストの配置で、様々なワードが著者の言葉で簡潔に説明される。すぐ読み終わるけれど、味わい深い不思議な本。面白かった。
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