商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
発売年月日 | 2020/12/16 |
JAN | 9784860114534 |
- 書籍
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アトリエ雑記
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひとつひとつは短い文章なのだけれど、食べてみたい、行ってみたい、見てみたい、人と会いたいなど色々な欲求が溢れてくる。一つ読めばにやっとして、次を読めばしんみりして、その次はワクワクしてと感情が忙しく何か前向きになれる本だと思う。 本当にシンプルなので好みはわかれるけど牧野さんの生活におけるスタイルが好きなので結構はまって読んだ。私もお酒好きだし、お酒飲めるって聞くだけでもう仲間みたいな気分になったりして。線の太いざざっと描いたようでそうでないようなイラストも好きなので合間合間の挿絵も楽しんだ。 ku:nelの記事がとても好きでご本人が編集した本も結構持っていて文章やセンスがとても好きだった鈴木るみ子さんのお話、訃報を知った時はもうこの方の文章に触れられないなんてと悲しかったけど、この本に病気になってからのご本人の言葉が書かれていてそんな風に思っていたのかととても胸にささった。凛としていた。 あと小津映画が好きなので佐分利信になったつもりでお店でソーダを・・・などあーわかるわかると大きく頷いた。おぎのやの玄米弁当のこと、蟲文庫の田中さんのこと、奥様が結構な具体的で怖い夢を見ることなどこまごまとしたことが面白かった。 子供の習い事付き添いの待ち時間に読んだけど、どこででもどこからでも読める本で、そんな時にぴったりだった。
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日常にも旅はあるっていい考えだなあ。 牧野さんって相当な酒好きなんだな。笑 でも牧野さんみたいに銭湯行って、小汚い居酒屋で飲みたい。 最後50ページくらいは牧野さんのお料理紹介みたいになってるんだけど、この人の料理の勘がすごい。知らない食材を買ってみて、想像でレシピを膨らませて...
日常にも旅はあるっていい考えだなあ。 牧野さんって相当な酒好きなんだな。笑 でも牧野さんみたいに銭湯行って、小汚い居酒屋で飲みたい。 最後50ページくらいは牧野さんのお料理紹介みたいになってるんだけど、この人の料理の勘がすごい。知らない食材を買ってみて、想像でレシピを膨らませて、それが全部美味しそう。
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著者のようにお酒飲みたくなる、美味しいもの食べたくなる、渋い店に行きたくなる、友達と話したくなる、銭湯に入りたくなる、旅をしたくなる…その手前に絵を描きたくなる、そんな本でした。中身とは離れる話になるかもしれないけど、こういう身辺雑記を書く時の人称って「私」だとか大袈裟で硬いし、...
著者のようにお酒飲みたくなる、美味しいもの食べたくなる、渋い店に行きたくなる、友達と話したくなる、銭湯に入りたくなる、旅をしたくなる…その手前に絵を描きたくなる、そんな本でした。中身とは離れる話になるかもしれないけど、こういう身辺雑記を書く時の人称って「私」だとか大袈裟で硬いし、「俺」だとなんか俺節な感じになるし、「僕」だとなんか子供っぽいか、気取っている風にならないか心配するし、結局、主語使わずに書くみたいになるような気がしますが、この著者の「僕」は超自然で、「僕」って言い方しかないような「僕」であることに感心してしまいました。著者は『「僕」の達人』であり、それは彼が自然に「大人の子供」を生きること出来ているからなのかも…と羨ましい気持ちになりました。
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