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知られたくなかった男 論創海外ミステリ
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知られたくなかった男 論創海外ミステリ

クリフォード・ウィッティング(著者), 福森典子(訳者)

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知られたくなかった男 論創海外ミステリ

3,740

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 論創社
発売年月日 2020/12/10
JAN 9784846019761

知られたくなかった男

¥3,740

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2022/10/21

クリスマスの夜、募金活動中に消えた男。彼がどうなったのかを調べるうちに、その素顔が明らかになってきて・・・ 地名や固有名詞がなかなか頭に入ってこなくて読みづらかったが、古き良きクラシックミステリという感じで、当時のイギリスの片田舎を堪能できた。

Posted by ブクログ

2021/03/01

クリスマスも近づく12月21日夜、寄付金集めを目的としたキャロリングの最中に、募金箱を担当していた男性の行方が分からなくなりーー 「同窓会に死す」もそうですが、事件に至るまでの「人」を描くのが面白い。そこから後半の事件の捜査パートに入ると若干散漫になるところもありますが、193...

クリスマスも近づく12月21日夜、寄付金集めを目的としたキャロリングの最中に、募金箱を担当していた男性の行方が分からなくなりーー 「同窓会に死す」もそうですが、事件に至るまでの「人」を描くのが面白い。そこから後半の事件の捜査パートに入ると若干散漫になるところもありますが、1939年頃の英国片田舎舞台の物語(捜査であちこち小旅行しまくるし、大量にクランペット食べまくるし)として面白かったです。 それと、タイトルの秀逸さについては解説読んでなるほどなぁ!と。

Posted by ブクログ

2020/12/23

クリスマスも近づく12月21日の日曜日の夜、病院への寄付金を募るために通りを練り歩いていた合唱隊の一員が、募金箱とともに忽然と消えてしまう…という作品。 英国の作家クリフォード・ウィッティングの四作目の長編"Catt Out of the Bag"(1939...

クリスマスも近づく12月21日の日曜日の夜、病院への寄付金を募るために通りを練り歩いていた合唱隊の一員が、募金箱とともに忽然と消えてしまう…という作品。 英国の作家クリフォード・ウィッティングの四作目の長編"Catt Out of the Bag"(1939年)の全訳で、邦訳としては同じく論創海外ミステリ『同窓会に死す』がありますが、私はこちらは積ん読中… ということで、ウィッティングは初読みです。 本作の冒頭に、シャーロック・ホームズの台詞が引用されていました。 「目の前にあるのに、それに気づかないだけなんだよ、ワトソン。どこに注目すべきかわかっていないから、重要なことは全部見逃してしまうんだ。(以下略)シャーロック・ホームズ」と引用されています。 訳者あとがきにあるように「ヒントはすべて目の前にある」ということを意味しているのは勿論ですが、この意味合いの台詞はホームズが他の色々な作品で述べている中で、ウィッティングが引用したのは(引用元の言及は本作にはありませんが、)ホームズ物語の短編「花婿の正体(花婿失踪事件)」からであるのは、意図的にでしょう。(この短編、原題は"A Case of Identity"、「あるアイデンティティの問題」です。) 本作を読み進めると、ある登場人物の裏の顔が次々に明らかになっていき、まさにその人物のアイデンティティがどこにあるのか、と思わずにはいられませんでした。 本作の冒頭には、主要な舞台となったポールズフィールドの地図があるのですが、読んでいくと、人名、地名、通りの名前、建物の名前…などなど、固有名詞が次々に出てきて、しかも同じ場所なのに違う呼び名で呼ばれていたり、訳者あとがきにあるように「主要登場人物一覧」も全く当てにならないくらいで、なかなか読み進めるのは大変です。 そして、全体的にはゆっくりしたテンポで話が進行していくのですが、退屈はしないまでも、やや冗長になっていったりもするので、読む人を選ぶかもしれません。 とは言え、古き良き英国ミステリが好きな方は、最終盤に英国名物のカーチェイス(っぽいもの)が少しだけあったり、その後に分かる犯人と真相に何とも言えないもの悲しさを感じたり(褒め言葉です)、英国の黄金時代のミステリを堪能できると思います。 初読みの作家なので、少し評価は甘めですが、他の作品も読んでみたいです。

Posted by ブクログ

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