妻に恋した放蕩伯爵 ラズベリーブックス

キャリー・ハットン(著者), 阿尾正子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 竹書房
• 発売年月日: 2020/12/10
• JAN: 9784801923744

商品レビュー

2022/10/10

遺産を相続するため父が勝手に決めた女性と結婚する事になった伯爵ジェイソン。怒りのあまり、酩酊状態で領地で結婚式をし、花嫁を放ってロンドンに戻った。その後、初めて会った女性に一目惚れするが…正にタイトルの状況。激怒したオリヴィアの信頼をどう取り戻すのか？冒頭では下衆の極みだったジェイソンだが、色々ワケありで意外と良い人。2人の中をかき乱すのは元愛人でなく、デビュタントの小娘で、ジェイソンが始終イライラさせられたのが面白かった。ラスボスは突然の登場で、呆気ない終わり方だったので小娘の方がキャラ的には良かった。
オリヴィアは冷静な判断ができる人で好感度高し。ただ、お互いの父親がなぜ当人に無断で結婚を決めたのか？に、もうちょっとドラマが欲しかったかな。

2021/08/06

父親の遺言でほぼ強制的に、学者の娘のヒロインと結婚させられたヒーロー。
式当日に泥酔して現れ、翌日すぐに去ってしまい妻の顔も覚えてないという始末。
数ヶ月後、社交会に現れた謎の美女に恋をしてしまう。
しかしその美女こそが顔も覚えていない自身の妻だった。

久しぶりにどうしようもないヒーローを見ました。
反省が足り〜ん！と思ったので、中々ヒロインが許してくれずにモヤモヤしてるヒーローの姿を見てニヤニヤする読者。
ヒロインは一回イタリアへ逃げちゃってよかったと思う。
逃げるヒロイン、追うヒーローの図が好きなので。