商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 2020/12/09 |
JAN | 9784037447908 |
- 書籍
- 児童書
彼方の光
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彼方の光
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
「砂糖の世界史」を読んだ後、知らなきゃと思っていた、奴隷制度のこと。 選書用に回ってきた本の内容が、より詳細な逃亡の内容に、最後まで苦しい気持ちのまま、読み進めた。 どうして、アメリカにアフリカの人がいるのか?ってあまり疑問に思わなかった。「風と共に去りぬ」を観ても、そこにひっか...
「砂糖の世界史」を読んだ後、知らなきゃと思っていた、奴隷制度のこと。 選書用に回ってきた本の内容が、より詳細な逃亡の内容に、最後まで苦しい気持ちのまま、読み進めた。 どうして、アメリカにアフリカの人がいるのか?ってあまり疑問に思わなかった。「風と共に去りぬ」を観ても、そこにひっかかったりはしなかった。また、最近のアメリカで起こった、警察官が黒人を必要以上に痛めつけたりすることにも、浅い怒りしかなかった。 自由を求めて、何代に渡って苦しんだサミュエルやハリソンの先祖。 自分もいっしょになって隠れ、逃亡し、生きた心地がしなかった。 自分がその時、その立場だったり、また白人だったら、どうしただろうか。 深く考えさせられた。
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児童書として出ており、子ども(小学校高学年以上)が読めるような文章、内容ではあるが、大人の鑑賞にも堪える作品。 BLM運動を理解するには米国の黒人奴隷の歴史を知る必要がある。ハリエット・タブマンの伝記『自由への道』や絵本『あなたがもし奴隷だったら…』などとともに読むといいと思う。...
児童書として出ており、子ども(小学校高学年以上)が読めるような文章、内容ではあるが、大人の鑑賞にも堪える作品。 BLM運動を理解するには米国の黒人奴隷の歴史を知る必要がある。ハリエット・タブマンの伝記『自由への道』や絵本『あなたがもし奴隷だったら…』などとともに読むといいと思う。 フィクションではあるが、史実に基づいて書かれているので、黒人奴隷の扱いがいかにひどいものであったか、逃亡した奴隷はどうやってカナダまでたどり着いたか、地下鉄道のメンバーはどんな人たちであったかなどが物語とともによくわかるようになっている。 しかし史実を扱うだけならアメリカ史の本を読んだっていいわけで、物語のダイナミズムが味わえなければ意味がない。 その点もこの物語は非常にうまく書いてあって、飽きさせない。 奴隷として辛酸をなめつくした老人ハリソンと、まだ人生の入り口に立ったばかりの少年サミュエル。地下鉄道に携わる人たちも純粋に黒人を助けたいと思っている人ばかりではない。人物描写の的確さが、この物語を支えている。 大人としては映画「それでも夜は明ける」やコルソン・ホワイトヘッドの『地下鉄道』はじめ多数の名作があるので、それらとつい比べてしまうけれど、これは子どもに読ませられる、大人も読める、そして物語として面白いという点で大いに評価できると思う。
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逃亡奴隷の話。 すごく細かく描かれていてリアルだった。 ハリソンとサミュエルの関係や、最後の最後に捕まってしまう場面など、驚いたりドキドキしたりした。
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