商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2020/12/02 |
JAN | 9784560098158 |
- 書籍
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冷たい戦争から熱い平和へ(上)
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冷たい戦争から熱い平和へ(上)
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
元外交官の話らしく、学術論文のようなかっちりした分析からは遠いが、関係者の人となりや交渉の現場がありありと伝わってくる。 中でもプーチンが米国へ不信を募らせる様子が、どのタイミングでどのように変わっていったかが、あるいは筆者がそう見ているかが克明に分かる。下巻がどうなるか。
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【これは本書の結論でもある。プーチンが次第に正気を取り戻し、西側との融和を模索するだろうという期待を持つことは、もうできない。だからロシアと西側の融合という事業の終結を宣言したのだ】(文中より引用) 若い頃からロシア(当時はソ連)に親しみ、オバマ政権において駐ロシア大使を務めた...
【これは本書の結論でもある。プーチンが次第に正気を取り戻し、西側との融和を模索するだろうという期待を持つことは、もうできない。だからロシアと西側の融合という事業の終結を宣言したのだ】(文中より引用) 若い頃からロシア(当時はソ連)に親しみ、オバマ政権において駐ロシア大使を務めた人物の回顧録。米露関係の「リセット」を掲げた試みは、いかにして著者自身が認めるように「失敗」に終わることになってしまったのか。著者は、プーチン大統領から蛇蝎のごとく嫌われたマイケル・マクフォール。訳者は、ロシア関係の翻訳も多い松島芳彦。原題は、『From Cold War to Hot Peace: The Inside Story of Russia and America』。 ロシアを愛し、ロシアに飛び込み、そしてロシアとの関係を変えようと試みた著者が、「生涯をかけた仕事が失敗に終わった事実を認めねばならない」と書き記す時の無念を思うと、胸にとてつもなく重たく冷たい感情が去来するように感じられました。著者自身が客観視して自身の半生を振り返っており、分厚いですが読み応え抜群の一冊でした。 これは心から読んでよかったと思う☆5つ
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