商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/11/21 |
JAN | 9784041109021 |
- 書籍
- 文庫
文字禍・牛人
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文字禍・牛人
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
「狐憑」「木乃伊」「山月記」「文字禍」の四つの短編を合わせて「古潭」と呼ばれているのだが、この短編全てが文字や文学、言葉に振り回されて破滅した者が登場する。 「狐憑」は作家という職業がない時代の話である。今でこそ娯楽等を生み出すという点で重宝されている職業だがシャクが生きた古代で...
「狐憑」「木乃伊」「山月記」「文字禍」の四つの短編を合わせて「古潭」と呼ばれているのだが、この短編全てが文字や文学、言葉に振り回されて破滅した者が登場する。 「狐憑」は作家という職業がない時代の話である。今でこそ娯楽等を生み出すという点で重宝されている職業だがシャクが生きた古代では何かあれば切り捨てられた。しかし、現代でも何かあれば真っ先に切り捨てられるのは…。 「文字禍」は今でこそゲシュタルト崩壊と呼ばれる現象が登場し驚いた。
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- ネタバレ
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最後ふたつが私小説っぽい感じ。 「狐憑」まぁ狐憑って尋常じゃない精神状態だから…と思ったり。 「木乃伊」 「文字禍」文字が人を支配するというやつ。いつから自分が文字を使いこなしていると思っていた? 「牛人」何かいい話になるかと思ったら、ただただ息子が怖いだけだった。何も知らず殺された嫡男たちがかわいそう…。 「斗南先生」叔父の話。 「虎狩」朝鮮にいた時の友人と虎狩に行く話。バナナの皮で虎を滑らせようとするな(笑)。
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6話からなる短編集。 バッドエンドが多い。 山月記もだけど中島敦って暗い話が好きなのだろうか。 狐憑が一番印象的だった。こんな終わり方あり?と思わず呟いた。
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