商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2020/11/19 |
JAN | 9784151843013 |
- 書籍
- 文庫
ローンガール・ハードボイルド
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ローンガール・ハードボイルド
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商品レビュー
3.4
12件のお客様レビュー
内容はかつて自分の母親の恋人として住居を共にした男性をひたすら少女が追うという流れ。全然進まない。そりゃーそなんだ。実際小説やドラマみたいに展開なんてあるわきゃないのさ。それが自分としてはとても真実味があった。登場人物も素敵な人物はいない。全員スネに傷を持つ。そんな自分を仕方なく...
内容はかつて自分の母親の恋人として住居を共にした男性をひたすら少女が追うという流れ。全然進まない。そりゃーそなんだ。実際小説やドラマみたいに展開なんてあるわきゃないのさ。それが自分としてはとても真実味があった。登場人物も素敵な人物はいない。全員スネに傷を持つ。そんな自分を仕方なく肯定し、仕方なくやり過ごす。この「仕方なく」感がとても感じられた作品と思った。あらすじとしては幼女性的虐待ものなんだけども、必要以上に「そこ」を猟奇的、社会の病巣、と騒ぐのではなくて、そういうセンスも良かった
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妹が殺された少女が殺人犯を追うストーリー。ラジオ制作という客観的な会話パートと原題のタイトルのsadieの少女の主観的ストーリーが並行する描写がかなり新鮮。 少女の心理描写が非常に素晴らしいと感じた。児童虐待という重いテーマ、決してスッキリしないオチ。非常に印象に残る作品だった。...
妹が殺された少女が殺人犯を追うストーリー。ラジオ制作という客観的な会話パートと原題のタイトルのsadieの少女の主観的ストーリーが並行する描写がかなり新鮮。 少女の心理描写が非常に素晴らしいと感じた。児童虐待という重いテーマ、決してスッキリしないオチ。非常に印象に残る作品だった。。
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原題「Sadie/セイディ」は主人公の名前である。調べてみると、ヘブライ語の【お姫様】が由来の名前らしいが、だとすると何だか皮肉的だ。今作は妹の死をきっかけに失踪した少女の独白とラジオDJによるポッドキャスト番組という異なる視点と時系列のエピソードが交互に挿入され、両者は徐々に一...
原題「Sadie/セイディ」は主人公の名前である。調べてみると、ヘブライ語の【お姫様】が由来の名前らしいが、だとすると何だか皮肉的だ。今作は妹の死をきっかけに失踪した少女の独白とラジオDJによるポッドキャスト番組という異なる視点と時系列のエピソードが交互に挿入され、両者は徐々に一本の線へと繋がっていく。謎解き要素は殆どなく、些か単調に感じる部分もあれど、たった一人で仇敵に挑むセイディの決死行、そして最後に浮かび上がる結末には胸を打つものがある。私的にはDJマクレイの婚姻事情も地味に気になったのだけれど…。
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