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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2020/11/05 |
JAN | 9784791773220 |
- 書籍
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アメリカ保守主義の思想史
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アメリカ保守主義の思想史
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
時間のない人は終章の約20ページのみ、読んでください。 トランプ現象の背景が書いてあります。 米国の政治、政治思想に特別な興味を持つ人にはオススメだが、そうでない人にとっては分量が多すぎ。 私は、言いたいことをもっと簡潔に書いてほしいと思った。
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2016年大統領選において、アメリカの主流派の保守主義者たちはドナルド・トランプの不支持を表明していたが、カトリック保守のパトリック・デニーン(『リベラルはなぜ失敗したのか』の著者)ら一部の保守知識人たち、トランプの支持を表明した。彼らは「新しい伝統主義者たち」と呼ばれている。 ...
2016年大統領選において、アメリカの主流派の保守主義者たちはドナルド・トランプの不支持を表明していたが、カトリック保守のパトリック・デニーン(『リベラルはなぜ失敗したのか』の著者)ら一部の保守知識人たち、トランプの支持を表明した。彼らは「新しい伝統主義者たち」と呼ばれている。 従来のアメリカ保守派は、経済的リバタリズム、客観的な道徳秩序の存在を主張する伝統主義、そして反共主義を三本柱とする融合主義を掲げていた。「新しい伝統主義者」たちは、共和党の主流思想である融合主義は、単なるエリート主義に堕ちてしまっていると論難し、ネオリベラリズム政策によって没落する中産階級を守るべく反移民政策を掲げ、グローバリズムを普遍主義の暴走と捉えて、反グローバリズムを押し出すといった特徴がある。 ジョン・ロールズ、マイケル・サンデルといったアメリカのリベラル派知識人たちの思想を紹介する本は多いが、本書は、あまり類書のないアメリカの保守思想についての概説本だ。戦後に元左翼の転向者たちが立ち上げたがゆえに、強烈な反共主義を内包するニューライト、反共主義のニューディーラーを起源として、反共であるがゆえに、対共産主義戦争であるベトナム戦争に反対する当時の新左翼に反発して、その後、民主党を離れてニューライトへと合流していったネオコン、ネオコンに対抗して非介入主義、ニューディール政策否定(ネオコンはニューディーラーを起源としてるのでニューディール政策肯定である)、経済的リバタリアンを掲げるペイリオコンといった、戦後の多様なアメリカ保守主義の系譜が丁寧に描写されているおり、戦後のアメリカ保守主義を知るにはうってつけの本でおすすめである。
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2016年大統領選でトランプが勝利した背景にある「アメリカ」や「アメリカの市民」の思想が何となくではあるが理解できた。 トランプ政権によって生じた分断と言われるが、それはもともとあった活断層がトランプという激震によって表面化したとも取れる。 「国家」のあるべき姿とは何かということ...
2016年大統領選でトランプが勝利した背景にある「アメリカ」や「アメリカの市民」の思想が何となくではあるが理解できた。 トランプ政権によって生じた分断と言われるが、それはもともとあった活断層がトランプという激震によって表面化したとも取れる。 「国家」のあるべき姿とは何かということを我々日本人もしっかり考えるべきではないだろうか。
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