商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2020/11/05 |
JAN | 9784163912875 |
- 書籍
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江戸染まぬ
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江戸染まぬ
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商品レビュー
3.2
10件のお客様レビュー
人の心の内はそう単純に割り切れるものではない。身分で分けられ、天下泰平の江戸を生きる人たちも大変だったようで。 収められた7篇それぞれの主人公は、決してスポットライトを浴びるようなポジションではなく、日陰を歩く市井の人たち。その歩く道は、けっこう苦い。 そう、生きるって、基本苦い...
人の心の内はそう単純に割り切れるものではない。身分で分けられ、天下泰平の江戸を生きる人たちも大変だったようで。 収められた7篇それぞれの主人公は、決してスポットライトを浴びるようなポジションではなく、日陰を歩く市井の人たち。その歩く道は、けっこう苦い。 そう、生きるって、基本苦いですよね。 今を生きる私も、そこそこ苦いですが、なるようになるから考えすぎるな、と、エールをもらった気がします。
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できれば幸せな結末が好みなので ちょっと哀しいなぁという話も多かったけど そういう物語でも 途中の展開はしみじみするものがあって なんとも言えない余韻が残りました。 いちばん好きなのは『町になかったもの』 大店が開店したちいさな町の話。 お殿様の素顔が見える『いたずら書き』も ...
できれば幸せな結末が好みなので ちょっと哀しいなぁという話も多かったけど そういう物語でも 途中の展開はしみじみするものがあって なんとも言えない余韻が残りました。 いちばん好きなのは『町になかったもの』 大店が開店したちいさな町の話。 お殿様の素顔が見える『いたずら書き』も 「ロバの耳」っぽくて楽しかったな。
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江戸に「染まる」ことのなかった男。地方から出てきて武家の下男として働いていた。染まらぬその気持ちのまま地元に戻ることになるが…。 時代短編集。江戸の街に生きる武家の人々をさらりと描いている。
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