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沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝
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沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝

細田昌志(著者)

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沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝

3,190

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/10/29
JAN 9784103536710

沢村忠に真空を飛ばせた男

¥3,190

商品レビュー

4.9

11件のお客様レビュー

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2024/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本の一番のポイントが野口修が沢村の試合に関してのフェイクを認めて話すか?という点。 野口は最後までその点に関しては話さなかった。 ある意味、その点は素晴らしい。 沢村忠の幻想を彼なりに守った。 時間が経ったからと何でも話していい訳ではないよなぁ。

Posted by ブクログ

2022/04/08

「野口修を書くということは、野口家について書くということです。そこに触れないと意味がない。あなたは、そのことをわかっていますか」 「野口家というのは特殊な家なんです。古い関係者でも、その背景についてはあまり知らないし、知ろうとしない。蓋をしているものを開けることになりかねないか...

「野口修を書くということは、野口家について書くということです。そこに触れないと意味がない。あなたは、そのことをわかっていますか」 「野口家というのは特殊な家なんです。古い関係者でも、その背景についてはあまり知らないし、知ろうとしない。蓋をしているものを開けることになりかねないから。いろんなものが出てしまいかねないから。あなたは、そのことを判った上で取材をしていますか」 作家の安部譲二を自宅に訪ねた際、開口一番迫られたという。 「喉元に刃物を突きつけられた気がした」と筆者は述懐する。 その緊張感の中、そして、出版元が決まらない中、取材は10年の時を重ねる。 執筆途中からは、水道橋博士の「メルマ旬報」での掲載もなされた。 野口本人に、何度も取材をした。 武勇伝から語りたくない歴史まで、筆者は鋭く切り込んだ。 独特のしぐさでたばこももみ消す野口の姿に、昭和のあの大ヒット曲が重なっていく。 キックボクシングを創設。 「真空飛び膝蹴り」「キックの鬼」沢村忠の「日本プロスポーツ大賞」。 芸能界にも進出し、国民的歌手・五木ひろしは「日本レコード大賞」を獲得。 そのプロデュースを担った歴史上の人物。 だが、その実像は知られない、語られないままになっている。 野口本人への評価も、人によって180度違う。 関係する人々を訪ねて、日本全国を歩きに歩いた。その旅はバンコクにまでもたどり着いた。 現存する膨大な資料を、執念で追いかけていく。 そして、一つひとつの事実を確認しながら、歴史の真実へと迫っていく。 野口本人と、昭和の日本の語られなかった実像が次々と明らかになっていく。 著者の覚悟と執念に脱帽する。 野口修の評伝にして、筆者・細田昌志の情熱の旅路に同行できる渾身のノンフィクション。

Posted by ブクログ

2022/03/03

格闘技興業の世界っていうのもおもしろいねえ。昭和ってなんだか少人数で日本を動かしてた感じがあるけど、そういうんでもないんだろうとは思うけど。

Posted by ブクログ

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