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きのうのオレンジ
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きのうのオレンジ

藤岡陽子(著者)

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きのうのオレンジ

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2020/10/26
JAN 9784087717280

きのうのオレンジ

¥1,760

商品レビュー

4.4

153件のお客様レビュー

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2024/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうして、遼賀のような善人が、と思ってしまうが、病とはそういうものだよな。でも、善人だからこそ、このような最期を迎えることができたのだ、とも思える。 文庫版の解説で大島真寿美さんが、「死ぬこととは生きることだ」と書かれているが、病は善人悪人選ばず、やってきてしまうが、どんな風に死を迎えるかには、その人が生きてきた道のり、証が表れるのだろう。特に、がんのような病の場合には。

Posted by ブクログ

2024/08/31

ここ5年で、癌の手術を2回し、先月に母を看取った私には、泣ける泣ける。 今、普通に生活出来ていること、支えてくれる家族がいることを改めて有り難いことだと思いました。 一生懸命生きている、優しい人がたくさん出て来る作品です。藤岡陽子さんのはどれも好きですが、この作品は強烈に泣けまし...

ここ5年で、癌の手術を2回し、先月に母を看取った私には、泣ける泣ける。 今、普通に生活出来ていること、支えてくれる家族がいることを改めて有り難いことだと思いました。 一生懸命生きている、優しい人がたくさん出て来る作品です。藤岡陽子さんのはどれも好きですが、この作品は強烈に泣けました。

Posted by ブクログ

2024/08/25

金の角持つ子どもたち読後、この方は題材の巧さではなく本当に切り取って描き出す巧さをもった方だ、絶対にハズレないと信じて買った作品。私の目に、この方の作品に間違いはなかった。 半分も読まないうちに電車で何度も泣きそうになった。生きるなかでぶつかる壁や暗闇に憤り、それを通り越して泣...

金の角持つ子どもたち読後、この方は題材の巧さではなく本当に切り取って描き出す巧さをもった方だ、絶対にハズレないと信じて買った作品。私の目に、この方の作品に間違いはなかった。 半分も読まないうちに電車で何度も泣きそうになった。生きるなかでぶつかる壁や暗闇に憤り、それを通り越して泣きたくなることが誰しもある。その言い知れぬぐちゃぐちゃの感情を、どうしてこうも切に描けるのか。登場する全員の胸中をあまりにも切実にリアルに、まざまざと突きつけられる。共感というより共鳴させられる。 読む者の心を震わせることにかけて、この方の右に出る作家がこの世にどれだけいるだろう? 物語を通して明確にメッセージがあるのではなく、物語の登場人物の人生を体験した心地。もっと幼い、若い頃にこの方の作品を全読破していたら、人生何周目かと疑われたかもしれない。 解説も良かった。ややネタバレの気もするので伏せるが、私が汲み取りきれなかったメッセージを言語化してくれており、ひとつ教訓を得られた。絶対に藤岡陽子さんの本を全て読みたい。タイトル通りずっとオレンジの燈がふっと優しく向けられているような温かさがあり、誰にでも勧めたいと言える素敵な小説だった。今年読んだなかでベスト3には確実に入る素晴らしい本。

Posted by ブクログ

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