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イワンの馬鹿
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イワンの馬鹿

レフ・トルストイ(著者), 小宮由(訳者), ハンス・フィッシャー(絵)

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イワンの馬鹿

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KTC中央出版
発売年月日 2020/10/01
JAN 9784877588113

イワンの馬鹿

¥1,760

商品レビュー

4.3

14件のお客様レビュー

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2024/09/23

真面目に農業で働き両親と妹の面倒をみるイワン。 他の2人の兄は軍隊や商人などでお金を多く稼いでいて、真面目に働くイワンをバカにする。悪魔の仕業により兄たちは仕事をなくし、イワンを頼ることになる。 イワンは兄たちを助けてあげるが、助けてもらってから学ぼうとせずに欲に溺れていく。 イ...

真面目に農業で働き両親と妹の面倒をみるイワン。 他の2人の兄は軍隊や商人などでお金を多く稼いでいて、真面目に働くイワンをバカにする。悪魔の仕業により兄たちは仕事をなくし、イワンを頼ることになる。 イワンは兄たちを助けてあげるが、助けてもらってから学ぼうとせずに欲に溺れていく。 イワンのように真面目に働く人が突然の悪夢に襲われても問題にならないことを知ることが出来る。 ヒトはなぜ生きるのかについては愛のために生きることを学べる。 ヒトには多くの土地がいるのかでは、土地という欲に溺れてしまう人を見ることが出来る。 人として重要なことを学ぶことが出来る小説だった。

Posted by ブクログ

2024/04/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

ロシア民話をもとに非暴力への道を記した寓話。農業と労働を主体とした自立と共助の国の描き方に共産主義的な空気を感じる。国民性なのかな。 戦争、富、労働 、奉仕を4兄妹に仮託して滑稽にえがかれるが、単純化した社会風刺はとても鋭い。とりわけ「馬鹿」と評される3男イワンとその国の人々は、物事の本質と行く末を見極める。人を出し抜き楽をして行き詰まる「賢い」人と、複雑な事が分からないが自立している「馬鹿」と、愚かなのはどちらなのか。 またイワンの悪魔の退け方も面白い。彼の生活は信仰と一体化しているため、奸計は通用しない。 読めば読むほど発見があり、思考が深まる良書だと思う。 あとがきもとても良い。心の教育について示唆に富む。 『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』は未読。ぜひ読まねば。

Posted by ブクログ

2023/10/26

「馬鹿」と表現されていますが、それは悪い意味ではないように思いました。イワンには、なんというか、犬のような純粋さを感じました。 特に、大人になるとなくしてしまいがちな純粋さ。 今を楽しみ、与えられているもので満足し、働いて正当な対価を得る。そんな純粋で真っ正直な生き方。 そんな真...

「馬鹿」と表現されていますが、それは悪い意味ではないように思いました。イワンには、なんというか、犬のような純粋さを感じました。 特に、大人になるとなくしてしまいがちな純粋さ。 今を楽しみ、与えられているもので満足し、働いて正当な対価を得る。そんな純粋で真っ正直な生き方。 そんな真っ正直な生き方をしていると、大多数の人からは「あいつ馬鹿だなー」「もっと器用に生きればいいのに」なんて言われかねない。 でも、私もイワンのようにある意味で「馬鹿」な生き方をしていきたいと思いました。

Posted by ブクログ

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