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桃色一軒家 艶情文庫
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桃色一軒家 艶情文庫

鷹澤フブキ(著者)

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桃色一軒家 艶情文庫

794

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三交社
発売年月日 2020/09/30
JAN 9784815575366

桃色一軒家

¥794

商品レビュー

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2020/11/05

オーソドックスなストーリーに艶のある官能

5章立てで基本的には1章1ヒロイン、第4章のみヒロインが2人いるので計6人という大所帯ではあるが、いわゆる「ポツンと一軒家」的な、1日1組限定の鄙びた宿を1人で切り盛りする28歳の主人公の元へ宿泊客として訪れるヒロイン達との一期一会な情交だったり、時折手伝いに来てくれる人妻とも1...

5章立てで基本的には1章1ヒロイン、第4章のみヒロインが2人いるので計6人という大所帯ではあるが、いわゆる「ポツンと一軒家」的な、1日1組限定の鄙びた宿を1人で切り盛りする28歳の主人公の元へ宿泊客として訪れるヒロイン達との一期一会な情交だったり、時折手伝いに来てくれる人妻とも1度限りとすることで手際良く捌いている。その意味では連作短編的な色合いもあるのだが、主人公の幼馴染みとして冒頭から登場するヒロインを配することで全体を繋いでいる。様々なヒロインとの刹那の逢瀬を繰り返した果てに想いを傾けるメインヒロインと結ばれる、極めてオーソドックスなストーリーを艶のある情交で彩っている作品と言えるだろう。 目次に「大学生・OL・人妻・人妻・幼馴染み」と明記されていることで半ばネタバレの感が否めないのだが、主人公より年下から順に年上へと配置されており、初々しさを残す大学生の前菜から徐々に大人の色気という脂っこさが滲むメインディッシュへと続くコース料理のごとき趣である。その意味で最後を締めるのは同級生でもある幼馴染みとの心身共の交わりと破瓜という可憐なデザートといったところか。 都会の夢破れ、帰郷して祖父が始めた宿を継いだ主人公。この宿をテレビ局が取り上げたことから脚光を浴び、宿泊客がどんどん訪れていることを物語の背景にしている。それに伴うハードワークが最後の場面に繋がっている。また、これによって都会からやって来るヒロイン達と、かつては都会暮らしをしていながら今は地方の山奥に籠っている主人公との対比を盛り込むのと同時に、都会には都会の、地方には地方の悩みがあることも描いており、そうした悩みを抱えたヒロインが主人公との情交を経て立ち直ろうとする癒しの物語にもなっている。 欲を言えば、1章ほぼ1ヒロインで淡々と流れていく印象もあるので、例えばお手伝いに来る地元の人妻とは問題解決の途上という名目で1度限りとせず後もしばらく主人公との関係が継続していたことにして、さらに情交場面を盛り込めば良かったのに、と思わないでもない。また、重箱の隅突きになるかもしれないが、プロローグで名前が出ていたテレビ局の女性ADが後に泊まりに来ると断言しながら音沙汰がなかったのは尻切れトンボの消化不良を感じた。ヒロイン達の装いや出で立ちについても詳細に記されているが、無粋ながら今少し簡素な説明で良いので、その分を官能描写に回してほしい気もする。

DSK

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