商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/09/30 |
JAN | 9784041098882 |
- 書籍
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逢魔宿り
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逢魔宿り
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商品レビュー
3.8
35件のお客様レビュー
昔、東北のとある秘湯に入ったときのことなんですが、風呂から上がってジメジメした脱衣所で服を着てメガネを掛けたら、なんか曇ってる。 砂でもついたかとメガネ外してみたら、でっかいナメクジがレンズの上を這ってました。 女子中学生のような悲鳴を上げました。おじさんだけど。 というよう...
昔、東北のとある秘湯に入ったときのことなんですが、風呂から上がってジメジメした脱衣所で服を着てメガネを掛けたら、なんか曇ってる。 砂でもついたかとメガネ外してみたら、でっかいナメクジがレンズの上を這ってました。 女子中学生のような悲鳴を上げました。おじさんだけど。 というような感じ、何かとんでもなくおぞましいものが直ぐ側にいるのに気付いた時の「ゾッ」とした感じが味わえます。 独立した5篇ですが最後の話に少し工夫がしてあり、読み終えたあとに再読すると最初は気づかなかったちょっとした仕掛けがあったり、ゾクゾクさせられっぱなしです。
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長編が上手い作家は短編でもその力を発揮する。 三津田のこの短編集は昼間の明るい時間帯に読むことをおすすめする。暗くなったり、一人の時に読んだりするのはおすすめしない。もしも後ろに何かがいたら怖いじゃないか。目に見えるものが全てじゃない。もしかしたら何もいないように見えているだけで...
長編が上手い作家は短編でもその力を発揮する。 三津田のこの短編集は昼間の明るい時間帯に読むことをおすすめする。暗くなったり、一人の時に読んだりするのはおすすめしない。もしも後ろに何かがいたら怖いじゃないか。目に見えるものが全てじゃない。もしかしたら何もいないように見えているだけで後ろには何かがいるかもしれない。そんな異界への扉が音もなく開いて血の気も凍る怪異の世界へと誘ってくれるのが本書である。 読め。怖いぞ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お得意な気がする伝搬系のホラー。 短編で読みやすく、なおかつ全話面白い。 最後に連作っぽくまとめようとしているのは、あまり意味を感じなかったけど…。 『予告画』のホラー兼ミステリ的な話が特によし。
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