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人はたたかう 家族で楽しむ「まんが発見!」4
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
発売年月日 | 2020/09/15 |
JAN | 9784751530245 |
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人はたたかう
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人はたたかう
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商品レビュー
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水木しげる と 白土三平は知っている。 あとは知らない。 で、読んだのは 新田 章 かぎっこ 水木しげる 白い旗 の二作品。 かぎっこ は、2010年の作品と言う。 状況は別居中。実質経済的には一親家庭で厳しい。 この様なシチュエーションを設定出来るのは、 クリエイ...
水木しげる と 白土三平は知っている。 あとは知らない。 で、読んだのは 新田 章 かぎっこ 水木しげる 白い旗 の二作品。 かぎっこ は、2010年の作品と言う。 状況は別居中。実質経済的には一親家庭で厳しい。 この様なシチュエーションを設定出来るのは、 クリエイターとしての才能だろう。 水木しげる 彼は第二次世界大戦で左腕を失っている。 彼の描く戦争漫画は視点が鋭い。 海軍と陸軍のベーシックな違いも描かれており、 興味深い。 全部読むか、ピックアップして読むか、全部うっちゃるか! 読む方だって たたかっている んだ! このシリーズ 選者の感性とはあまり合わない とするレビュアーは多い。
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松田哲夫編『家族で楽しむ「まんが発見!」④人はたたかう』(あすなろ書房) 2020.9.15発行 2021.10.7読了 樹村みのり「跳べないとび箱」は、私にもよく分かる。ただ一言口にすれば済む話なのに、ふとした出来事が足枷となって何も言えなくなる。踏み出す勇気。それを「跳び箱」と上手く掛けていて面白い。 伊図透「STEEL BLUE」は、美大生の話。作品制作を通して自分の限界を突破することを説いている。これもいい。 新田章「かぎっこ」は、父と娘の物語。こういう自己中心的な父親を持つと娘も大変だ。共に生活するにはあまりに自己中心的すぎて、娘もストレスが溜まって仕方ないだろう。でも、適度な距離感さえあれば、成り立つ家族というものもある。私事を言えば、高校時代に父親が別居してくれたおかげで、両親の夫婦関係も随分と改善されたものだ。 秋本治「こちら人情民生課」は、「こち亀」で有名な作者の作品。主人公の花田留吉は真面目なヤクザで、不真面目な警官である両さんの対極をなす。単純に面白かった。 平田弘史「太刀綺譚 太刀持右馬之助」は、本書の中で一番良かった。時代劇画だが、これは江戸時代に限局された話ではない。太刀持ちというシステム――システム自体がもたらす弊害。私は戦前の天皇制を投影して読んだ。 水木しげる「白い旗」は硫黄島の戦いに取材して描いた作品。ややコミカルな印象を持ってしまうが、クライマックスの台詞劇は迫真そのもの。勝ち負けのない戦いというものもあるのだろうかと考えさせられた。 白土三平「遠当」は、どう読めばいいのだろうか。団結の力と言ってしまえば簡単だが、私はそれだけではないように感じる。「戦わない戦い方」もあるということを示しているような気がしてならない。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/030607691
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