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短歌ください 明日でイエスは2010才篇 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/09/24 |
JAN | 9784041026458 |
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短歌ください 明日でイエスは2010才篇
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短歌ください 明日でイエスは2010才篇
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
「短歌ください」の第二弾です。 穂村さんの選ぶ歌はちょっと一癖ある歌が多い気がしました。 私の平々凡々な頭ではとても思いつかない歌ばかりだと思います。 現在、歌人としてご活躍中の木下龍也さん岡野大嗣さん、鈴木晴香さんらのご活躍もあります。 17歳の少年歌人として投稿されていた寺...
「短歌ください」の第二弾です。 穂村さんの選ぶ歌はちょっと一癖ある歌が多い気がしました。 私の平々凡々な頭ではとても思いつかない歌ばかりだと思います。 現在、歌人としてご活躍中の木下龍也さん岡野大嗣さん、鈴木晴香さんらのご活躍もあります。 17歳の少年歌人として投稿されていた寺井龍哉さんが文庫の解説を書かれています。 とにかく、歌を載せますのでお時間のある方は読まれてみてください。 <革靴を買うと偽り二時間のロマンポルノを観た十五の夏> (寺井龍哉・男・17歳) <ともだちの家に今夜は泊まるけど何もいらないぜーんぶ借りる> (平岡あみ・女・16歳) <午前2時裸で便座を感じてる 明日でイエスは2010才> (直・女・17歳) <夏の日に山の手にある病院でたしかに野犬を見たのだけれど> (小川あい子・女・30歳) <あなたのそのキュピュンと光るつむじの中に吸い込まれそう雨上がったね> (深田海子・女・24歳) <俺なんかどこが良いのと聞く君はあたしのどこが駄目なんだろう> (泡凪伊良佳・女・16歳) <来年もよろしくと言ったあの人は知らないうちにオムレツの彼方> (エイシャ・女・22歳) <針に糸通せぬ父もメトロでは目を閉じたまま東京を縫う> (木下龍也・男・23歳) <おかあさん死なないでと掛け布団につかみかかる86歳のわたし> (滝谷脩紀奈・女・24歳) <幻か。愛していると思ってた。見たこともないこどものあなたも。> (ジュン・女・52歳) <パステルの黄色がみつからないのです、ちょうちょが白くて困っています> (いさご・女・22歳) <ともだちはみんな雑巾ぼくだけが父の肌着で窓を拭いてる> (岡野大嗣・男・31歳) <「そのコート素敵な闇の色ですね」君に心を持って行かれる> (えむ・女・21歳) <蛇口から銀河流れるシンクへと溜めた銀河でラディッシュ洗う> (九螺ささら・女・43歳) <答え合わせしてよ初めて愛すんだ空欄だけは無くしとくから> (ナルヒト・女・17歳) <あいつらが結婚したということでますます町は小さく見える> (ななはる・男・30歳) <死ぬときにこの手握ってくれる人募集中 すこし急いでいます> (つきの・女) <隣人にはじめて声をかけられる「おはよう」でなく「たすけてくれ」と> (木下龍也・男・24歳)
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本の情報誌、『ダ・ヴィンチ』の読者投稿企画の連載「短歌ください」の文庫化第二弾。 今回も面白い。掲載されている短歌の作者さんは比較的若い方が多く、自由で寂しくとても軽やか。短歌に添えられた穂村さんの一言が、また優しくて、歌がより味わい深くなります。 私はテーマ「性格」の回が好...
本の情報誌、『ダ・ヴィンチ』の読者投稿企画の連載「短歌ください」の文庫化第二弾。 今回も面白い。掲載されている短歌の作者さんは比較的若い方が多く、自由で寂しくとても軽やか。短歌に添えられた穂村さんの一言が、また優しくて、歌がより味わい深くなります。 私はテーマ「性格」の回が好きです。31文字で、人の性格という繊細で複雑なものを表現できるのが素敵で惹かれました。 私は短歌を詠んだりする経験はあまりないですが、日常をこういった新鮮な観点で切りとり、言語化するという感性は磨いていきたいなと思います。
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本の情報誌ダヴィンチの連載、短歌ください。 誌上で読者から短歌を募集し、歌人穂村弘さんが選び、評する。 常連さんから歌集を出版される方も出てきて、盛況している模様。 文庫化第二弾の今作も、楽しく幸せな時間を過ごした。 解説が歌人・文芸評論家の寺井龍哉さんなのだが、寺井さんは何と...
本の情報誌ダヴィンチの連載、短歌ください。 誌上で読者から短歌を募集し、歌人穂村弘さんが選び、評する。 常連さんから歌集を出版される方も出てきて、盛況している模様。 文庫化第二弾の今作も、楽しく幸せな時間を過ごした。 解説が歌人・文芸評論家の寺井龍哉さんなのだが、寺井さんは何と短歌くださいの常連。 17歳のときから投稿していたようだ。 この本は二年半分の連載をまとめたもので、常連さんもその分年齢を重ねている。 順調に年齢を重ねた1年間に、他人ごとながら安堵する。 数字がひとつ増えるごとに、そのひとの何かあったかも知れない、何もなかったかもしれない日々が輝いてみえる。 短歌は作者の、思い出の断片、思考の断片、嘘の断片。 作者のいのちの煌めきを練り込んでつくられた錬金物だと思う。 穂村さんがほむほむ情報を小出しにしているのも憎い。 ゴキブリに投げ飛ばされた記憶がある、がツボでした。 最強寒波が居座る今日にぴったりの短歌を紹介。 <霜柱 一匙すくい朝礼の生徒みたいだキラキラと泣く> レイミ・女・22歳
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