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危機と人類(上) 日経ビジネス人文庫
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危機と人類(上) 日経ビジネス人文庫

ジャレド・ダイアモンド(著者), 小川敏子(訳者), 川上純子(訳者)

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危機と人類(上) 日経ビジネス人文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BPM
発売年月日 2020/10/02
JAN 9784532199890

危機と人類(上)

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商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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2025/01/05

複雑な現象を要因にばらして分析するスタイルが、以前の著書である『文明崩壊』に似ている。この明晰さはさすがである。 この本において、「危機」の定義や、事例の選択(自分のよく知っている国)はそれほど重要ではなく、やはり今のアメリカでの二極化への懸念が書かせたものだろうとおもう。そこ...

複雑な現象を要因にばらして分析するスタイルが、以前の著書である『文明崩壊』に似ている。この明晰さはさすがである。 この本において、「危機」の定義や、事例の選択(自分のよく知っている国)はそれほど重要ではなく、やはり今のアメリカでの二極化への懸念が書かせたものだろうとおもう。そこで単に二極化を嘆くにとどまらず、他国の歴史に教訓を求めてここまでの形にしてしまうのだから多芸にも程がある。 冒頭で「比較論的で叙述的で探索的な研究である」とわざわざ断っているのは、いろいろ批判もされて気にしているのだろうか。ついでに、テーマによっては計量的研究もするよ、と言っているのが何だかおかしい。

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2022/06/12

とてもわかりやすい文章。 ナラティブに基づいた分析法であり限界はあるが(自らもそれを認めているが)、ところどころに定量分析の視点も交えており腹に落ちた。 国家は個人の集合体であり、危機への対処法には両者に通ずる特徴がある。 この本を読んだ直後に、フィンランドがNATOへの加入希望...

とてもわかりやすい文章。 ナラティブに基づいた分析法であり限界はあるが(自らもそれを認めているが)、ところどころに定量分析の視点も交えており腹に落ちた。 国家は個人の集合体であり、危機への対処法には両者に通ずる特徴がある。 この本を読んだ直後に、フィンランドがNATOへの加入希望を表明したのでたいそう驚いた。おそロシア。

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2022/02/06

2019発刊の著作ながら十分に今読んでも内容の素晴らしさは疑うべくもない。 「銃・病原菌・・」で筆者の不安となった私、他作を読んでも間違い、外れがない。して、当作も非常に読み易く、論理展開、叙述の明確さは際立つ。 問題提起の前に、そうすべき根拠を具象的に例示し、プラス面マイナス...

2019発刊の著作ながら十分に今読んでも内容の素晴らしさは疑うべくもない。 「銃・病原菌・・」で筆者の不安となった私、他作を読んでも間違い、外れがない。して、当作も非常に読み易く、論理展開、叙述の明確さは際立つ。 問題提起の前に、そうすべき根拠を具象的に例示し、プラス面マイナス面の配置は巧みに述べられて行く。 フィンランド・日本・チリ・インドネシア5国がまず俎上に。 教授自ら設定した12の要因による分析は眼が開く想い・・明治維新後の我が国の変化、分析は他国でこのように解析されるのかと逆にウロコが落ちる。 「その」日本が20世紀初頭から「国家責任の拙い変容」と「お粗末な自国評価」の地獄に陥る。 上のみ読み終えてみて余りの面白さ~自分の無知も大いに含め~読み手が増える事を期する。

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