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白い病 岩波文庫
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白い病 岩波文庫

カレル・チャペック(著者), 阿部賢一(訳者)

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白い病 岩波文庫

638

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2020/09/16
JAN 9784003277430

白い病

¥638

商品レビュー

4.2

41件のお客様レビュー

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2024/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

軍国主義、パンデミック等 現実世界に結び付きやすいテーマであるが 正直、そこが別に根底の題材でも無いし 古臭さも相まって、別に今読む必要はない作品。 もちろん作品が悪いわけではなく、今読む私が悪いだけの話。 ていうか最後ガレーンアホすぎるやろ・・・。 PS:登場人物は、戯曲という点を差し引いても 記号的な対話がかなり上手く、読みやすい。 洒脱にやり取りする顧問官好き。 (だからこそ、古臭いアプローチがさらに目立つというジレンマ)

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2024/08/18

この作品は戯曲形式で書かれたSFで、ページ数にして文庫本で150頁少々とかなりコンパクトな作品となっています。ですが彼の代表作『ロボット』と同じく、驚くべき濃密さです。物語に引き込まれてあっという間に読み切ってしまいました。この作品もチャペックの魅力がこれでもかと詰まっています。...

この作品は戯曲形式で書かれたSFで、ページ数にして文庫本で150頁少々とかなりコンパクトな作品となっています。ですが彼の代表作『ロボット』と同じく、驚くべき濃密さです。物語に引き込まれてあっという間に読み切ってしまいました。この作品もチャペックの魅力がこれでもかと詰まっています。非常におすすめな作品です。

Posted by ブクログ

2023/10/01

「ロボット」という言葉を小説で最初に著した著者。序盤の病気の発生源からして、まるで現代の状況を予言していたかのようで驚かされます。 内容は、パンデミックと戦争の両方とも解決しようとする、平和を希求して妥協を知らない医師の孤独な闘い。はたして彼は、国家を動かすことができるのかとい...

「ロボット」という言葉を小説で最初に著した著者。序盤の病気の発生源からして、まるで現代の状況を予言していたかのようで驚かされます。 内容は、パンデミックと戦争の両方とも解決しようとする、平和を希求して妥協を知らない医師の孤独な闘い。はたして彼は、国家を動かすことができるのかというお話し。最後の終わり方が、何かを暗示しているようで、考えさせられます。 この戯曲が書かれたのが1937年。第一次世界大戦、スペイン風邪、世界恐慌などを経験。スペイン内戦が起きて、まさにナチスが台頭し始めた頃のこと。このような混沌とした世の中で、二度と戦争を起こして欲しくないと平和を願って書かれたと思います。しかし、そんな彼も翌年には、ミュンヘン会談で故郷がナチスに割譲されて、人類は二度目の大戦に突入していきます…著者の心情を思うと、なんだかやりきれない気持ちになります。

Posted by ブクログ

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