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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 赤々舎 |
発売年月日 | 2020/08/23 |
JAN | 9784865411164 |
- 書籍
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A RED HAT
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A RED HAT
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
§時空を超えた若きフォトジャーナリスト 本書を手にして初めて「生活図画事件」を知りました。 「港を絵に描くと特高に捕まる」話は以前からよく聞きましたが、「描かれている人物の表情が政府に批判的」とか「クラシック曲をレコードで聞いている絵は共産主義」というトンデモな理由で逮捕されてしまった。 政府の気に入らない小説を書いたというだけで、裁判にも掛けず小説家、小林多喜二を警察官が虐殺した当時の日本なら十分あり得る事。 僅かな生存者の方の現代での生活の撮影なので、中々すぐには理解出来ないけれど、見続け、巻末の研究者、写真家ご本人による解説を読むと伝わって来る。 そして現代の日本も同じ方向に進みつつある事実も警告されている。 凄い写真家が現れた。
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赤々舎Pop Up Storeで、この写真集にひと開き惚れしました。 表紙や帯に惹かれて手にしたのではありませんでした。 たまたま手に取って拝見しました。 おびただしい情報量で、自宅の静寂の中でゆっくり拝見したいと思い、購入しました。 絵画と写真の違いを突きつけられたような気...
赤々舎Pop Up Storeで、この写真集にひと開き惚れしました。 表紙や帯に惹かれて手にしたのではありませんでした。 たまたま手に取って拝見しました。 おびただしい情報量で、自宅の静寂の中でゆっくり拝見したいと思い、購入しました。 絵画と写真の違いを突きつけられたような気がしました。 時制が違う、大きさが違う、モノとしての存在感が違う。 絵画は、作者もしくは第三者と「共に生きていく」モノ。 写真は、フラットな軽やかさのおかげで、視覚を研ぎ澄まさせて事の有様を伝えるモノ。 磁石の両極のような違いがありますが、互いに共鳴することができるのだなと、写真集を見て感じました。 それにしても、北海道の家の屋根は、九州で生まれ育った私にとってカルチャーショックです。積雪対策ゆえの屋根だと思いますが、大きさに戸惑います。 鏡を見ることと絵を描くことが、菱谷さんと松本さんの自分たらしめる日課のように感じました。 私の自分たらしめる日課は何だろう(すぐ思いつかないうちは、人生まだまだだな) 昨今、表現の自由が、また戦前懐古的に脅かされそうになっています。 自由は当たり前に存在するのではなく、その時代時代に生きている人々で守り、次世代につなげなければならないと、写真集を拝見して切実に感じました。 コデックス装なので、見開きが快適です。黒い補強背がラインとして効いています。
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