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異世界はジョーカーに微笑んだ。 MF文庫J
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/08/25 |
JAN | 9784040648729 |
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異世界はジョーカーに微笑んだ。
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非道を行った人物を残虐なやり方で殺害していた、民衆からは義賊的な扱いを受けていた殺人鬼の青年が彼を捕まえようとしていたヒロインと共に異世界転生してそれなりのスキルを手に入れて異世界無双するテンプレート的な話。 だが、特徴はとにかく人が死ぬこと。ネームドも名前がないものも敵も味方もすごい勢いでぼこぼこ死ぬし死にかたもなかなかえげつない。 選民とそうでない民の扱いが違う世界観で、そうしているのは神だという簡単な説明が入りぽーんと異世界に投げ出されたあとは殺戮オンパレードだった。 大概女は凌辱されるし男は拷問されて死ぬ。この作者さんは人を貶めるすべを凌辱と拷問しか知らないのか、それとも凌辱とリョナがめちゃめちゃ好きなのか……?と言いたいくらいだった。とりあえず悪人もいい人も普通に呆気なく惨く死ぬ。 ただ味方や親切にしてくれた人が呆気なく死ぬのはわりとえげつないが、敵は同情しようのないゲスばっかりなので死んでもまあ……これは殺すよな……みたいな感じなのでそこまで後味も悪くない。 あと村は焼かれてエルフ的な種族は犯される。すごい。テンプレートだけど苛烈なのでなんかすごい。みんな死ぬ。 中二的な話に中二ぃ!(↑)ってなるか中二ぃ……(↓)ってなるかで好き嫌いが別れそうな感じ。 わたしはわりと好き。 たまにやるジョーカー(主人公)の揺さぶりシーンとか演説シーンとかがやや唐突で大概クール気取ってる主人公がいきなりビックリマークたくさんつけて怒鳴られるとなんか……変やな……みたいなとこもあったりする。 あとエルフ的な種族のところでの演説、自分達の体に価値があると思え!使え!使って生きろ!的な後でじゃあわたしがお役にたてるなら……!って流れで売春願い出るのまじでねーだろああはならんやろと本気で思ったんだが、そのシーンの後に生きろってなんか感動したって言うヒロインにバッサリとあれは助かるために売春しろってのと同じことだぞと言い切っていたのでああそこらへんはちゃんとわかってんのね……。って感じだった。基本的にみんな頭がゆるい。 主人公がわりと一貫して悪は惨く死ね的な自分なりの正義を貫いてるところは結構好感が持てた。 あとメインヒロインがうざかわいい。主人公が頭脳派なので肉体派にしてバランスとってる。 主人公の正義に食って掛かったりするわりと大事な役割だと思うんだが相手があまりに悪逆無道を素で行っているので殺しはいけないみたいな価値観が塵ほども価値がなくてかわいそうやな……という印象。 素直なあほのこでわりとあっさり懐柔されたりして、主人公も大切だった人を思い出すのか(扱いはそれなりにひどいけれど酷いなりに)大事にしてる感じもあり。話がもうちょい進めば凸凹コンビとしてうまくやっていくんじゃないかなあと思った。不快感はあんまりなかった。でも主人公の策略巡らせた無双が見たい感じの小説だったので、ヒロインの戦闘シーンはあんまり長くは必要でなかったかな。 色々言いましたが頭使わずに読めてそれなりに面白かったです。 凌辱と拷問が好きなかたに。
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