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四月の魚 現代短歌クラシックス03
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四月の魚 現代短歌クラシックス03

正岡豊(著者)

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四月の魚 現代短歌クラシックス03

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆侃侃房
発売年月日 2020/08/10
JAN 9784863854079

四月の魚

¥1,540

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2023/11/21

柔らかい言葉で喜びや哀しみを静かに語る。今は作歌を中断してしまっているのが残念だ。「夢のすべてが南へかえりおえたころまばたきをする冬の翼よ」「みずいろのつばさのうらをみせていたむしりとられるとはおもわずに」「もうじっとしていられないミミズクはあれはさよならを言いにゆくのよ」「パス...

柔らかい言葉で喜びや哀しみを静かに語る。今は作歌を中断してしまっているのが残念だ。「夢のすべてが南へかえりおえたころまばたきをする冬の翼よ」「みずいろのつばさのうらをみせていたむしりとられるとはおもわずに」「もうじっとしていられないミミズクはあれはさよならを言いにゆくのよ」「パステルカラーのゼムクリップでぼくたちをファイルしてしまえればいいのに」「きみがこの世でなしとげられぬことのためやさしくもえさかる舟がある」「ネル・フィルターにひたされている水にわが朝日がうつるP・K・ディック忌」「スタンフォード線型加速器センターへ粒子と化せばゆくことありや」「風に問わば風がこたえる約束をまもれはるかなライト兄弟」

Posted by ブクログ

2021/02/23

学がなくてもだいじょうぶだろうか……? と序盤で怯みましたが、背伸びをして読みました。読書なんていつもそんなもんです。背伸びばかりして出会ってきました。区切る場所を変えるだけで、漢字が正体を隠すだけでまったく別のイメージが湧きました。 “〈木星(ジュピター)〉の名をもつサンプリン...

学がなくてもだいじょうぶだろうか……? と序盤で怯みましたが、背伸びをして読みました。読書なんていつもそんなもんです。背伸びばかりして出会ってきました。区切る場所を変えるだけで、漢字が正体を隠すだけでまったく別のイメージが湧きました。 “〈木星(ジュピター)〉の名をもつサンプリングマシン 父を断ち切る音をください” “かの水へかがみくちよせたるままで待っていろ、お前をたすけにゆく” “手を振る すでにくだけしマチュ・ピチュの頂にこの葦の舟より” “海に羽根ふるかに見えてわずかなるわがやさしさの冬とおぼえよ”

Posted by ブクログ